2012年以来9年ぶりに開催された「ATP250 ベオグラード」の決勝で、第2シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア…

2012年以来9年ぶりに開催された「ATP250 ベオグラード」の決勝で、第2シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)が第3シードのアスラン・カラツェフ(ロシア)を6-1、3-6、7-6(0)で下し優勝した。【実際の投稿】優勝する姿を見届けてくれた両親と試合後に抱き合うベレッティーニ【マッチハイライト】マッテオ・ベレッティーニvs アスラン・カラツェフ/ATP250ベオグラード/決勝

ビッグサーバーとして知られるベレッティーニは、この試合で9本のサービスエースを決めると、第3セットのタイブレークでは7-0と相手を圧倒、2時間半に及ぶ熱戦を制した。2019年の「ATP250 シュツットガルト」以来、4度目の優勝となる。

ベレッティーニにとっては、約2年ぶりという以外にも意味のある優勝だったようだ。「今回はなんとかして優勝したいと思っていたんだ。父が来てくれた2019年のミュンヘン大会の決勝で負けてしまったし、母は僕の決勝戦に一度も来たことがなかったからね。正しいタイミングだった。こういう試合はずっと記憶に残り続けるだろうね。特別だよ」と、試合を観に来ていた両親の前で初めて栄冠を手にした喜びを語っている。

最近のベレッティーニは世界ランキング10位ながらも大会では振るわず、「全豪オープン」で4回戦の開始前に棄権して以降、しばらく試合から遠ざかることに。今月半ばの「ATP1000 モンテカルロ」で復帰したが、初戦で第58位のアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)にストレート負けを喫していた。

「今日は僕が闘えること、タフな状況にも対応できることを自分自身に示せた。僕はきつい状況に対処するのが得意なんだ。アスリートならそういう状況は避けられないものだけど、僕は恐怖を感じることなしに没頭することができる。そういう経験を通して前より強くなれるから、挑戦を心地良く感じることすらあるんだ」

対戦相手のカラツェフは、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)を破っての勝ち上がり。準決勝でジョコビッチのブレークポイントを23回も凌ぎ、決勝へ駒を進めていた。

そんなカラツェフと一度練習したことがあるというベレッティーニは「彼のことを尊敬するよ。今日は素晴らしいプレーを見せたと思う」と称賛しつつも、「決勝では結局、より勝ちたい方が勝つと思う。いいプレーをして、タフでいなければならないのはもちろんだけど、最終的にランキングは関係ないんだ。勝負の分かれ目を決めるのは、どちらがより勝利を求めているか、どちらがより準備ができているかで、今日は僕の方が優れていたんだと思う」

なお、このベオグラード大会には、ダニエル太郎(日本/エイブル)もラッキールーザーとして出場。同じくラッキールーザーのジョアン・ソウザ(ポルトガル)、第7シードのジョン・ミルマン(オーストラリア)、世界84位のフェデリコ・デルボニス(アルゼンチン)を下していた。準決勝でベレッティーニに敗れたものの、ATPツアーでは2018年「ATP250 ウィンストンセーラム」以来となるベスト4。本人は「今色々な成長をしようとしている中で掴めた結果でした。昨日も負けたけど今までテニスやってきた中で感じられなかった自分のパワーも数ゲーム感じれました。これからも成長し続けるのみ!」とツイート。次は「ATP250 ミュンヘン」に参戦する。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP250 ベオグラード」でのベレッティーニ

(Photo by Srdjan Stevanovic/Getty Images)