突然…
突然の発表により、バスケットボール界を震撼させたナイキと故コービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)の決別。2003年から続いたこのパートナーシップは、これまでの歩みのなかで数々の名作を生み出し、現役選手のなかにもコービーのシグネチャーを愛用しているプレーヤーは少なくない。
契約終了の原因は、ナイキがコービーの死後、同選手の関連商品の販売に“制限”をかけたこと、そして未だに子供用のサイズが展開されないことにコービー一家が不満を抱いており、改善の兆しが見られなかったためとされている。
そして、コービー一家は現在、これらの現状を改善するべく、新ブランドの設立を計画しているようだ。
『Nice Kicks』などの報道によると、「Kobe Bryant, LLC」はコービーにまつわる複数のロゴの商標を申請しているという。
「マンバ(Mamba)」の“M”を蛇が囲む初見のロゴの注釈を見ると、新ブランドではシャツやパンツ、ソックスをはじめとする各種アパレルのほか、サウナスーツ、ジムウェア、ローブなど、これまでナイキとの取り組みでは登場しなかった他ジャンルのアイテム展開も考慮している模様。また、最後にはスニーカーの記載もあるため、フットウェアのリリースも計画の範疇のようだ。
余談になるが、コービーは生前から自身のスニーカーブランドを設立するつもりだったと言われている。
起業家のシャービン・ピシェバー曰く、コービーは以前からナイキとの契約に不満を抱いており、ブランド設立を検討していたという。また、ピシェバーのチームは、コービーと面会した2019年当時、コービーに対してスニーカーのコンセプトデザインを提案しており、実際にミーティングがあったことを明かしている。
子どもや赤子向けと思われるサインも
話を元に戻すが、「Kobe Bryant, LLC」が申請しているのは、“M”のマンバロゴだけではない。
そのなかには不幸にもコービーとともに命を落とした娘のジアナにまつわるアイコンもあり、ジアナの背番号である“2”をハートで囲んだものや、“PLAY GIGI’S WAY”のスローガンも含まれている。また、子どもや赤子向けと思しきサインのほか、大会の開催を期待させる“Mamba League”のモチーフも確認することができる。
妻のヴァネッサ・ブライアントは先日、ナイキとの決別にともない「私の望みは、コービーのファンたちがいつでもプロダクトを手に入れることができ、それを着用してもらうことです。私はそのために戦い続けます。コービー関連の商品は、転売の標的になっており、それが全てを物語っています」とコメント。ここで言う“戦い続ける”とは、新ブランドを設立し、より多くの商品を供給することと推測される。
果たして、「Kobe Bryant, LLC」は今後、どのような進展を見せるのだろうか。しばらくはその動向を注視する必要がありそうだ。
文=Meiji