「その日、お店はスタジアムになる。」株式会社ミクシィ(代表取締役社長:木村弘毅)が、スポーツコンテンツを通じた新たなコミュニティの場づくりに力を入れている。4月中旬には、スポーツ動画配信サービス『DAZN』と提携し、ライブビューイングを実施…

「その日、お店はスタジアムになる。」

株式会社ミクシィ(代表取締役社長:木村弘毅)が、スポーツコンテンツを通じた新たなコミュニティの場づくりに力を入れている。4月中旬には、スポーツ動画配信サービス『DAZN』と提携し、ライブビューイングを実施する飲食店を検索できるWebサービス『Fansta(ファンスタ)』の提供を開始。サッカー明治安田生命J1リーグの試合を放映する店舗を対戦カードなどの条件から検索し、仲間たちと集う“スタジアム”を探すことができる。
英国風パブ『HUB』を展開する株式会社ハブとの事業提携も本格的にスタート。デジタルとリアル、双方を活用した交流を生み出す新たなステージに入った。木村弘毅社長が『Fansta』に込めた思いや、スポーツビジネスの未来について語った。

木村社長は自社を「豊かなコミュニケーションの文化を生み出していく企業」だと定義する。SNS『mixi』でデジタル空間での仲間づくりの場を生み出し、大ヒットアプリ『モンスターストライク』でゲームを通じての交流をつくった。コミュニケーションをさらに楽しんでもらおうと、次のステージとして注目したのがスポーツコンテンツだ。木村社長は「スポーツほど一気に色んな人を元気にさせる力のあるコンテンツはないと思います。1人で見るより、みんなで見た方がもっと元気になる。SNSで仲間を繋ぎ、ゲームでワイワイ盛り上がる場所を作った。その次はなんだろうと考えたら、スポーツだった」と理由を明かす。

新サービス『Fansta』では日付や時間帯のほか目当ての対戦カードなどから、試合を放映する店舗を探すことができる。現在は『HUB』をはじめ、都内中心の主要なスポーツバーなどサービスに登録している飲食店が掲載されているが、将来的には映画館やカラオケ、ショッピングモールなどでのライブビューイングにも対象を広げていく考えだ。また、全国的に同じチームのサポーター同士が気軽に交流し、一緒に誘い合って店舗で観戦をするなどのビジョンも描いている。

この3月に早稲田大大学院スポーツ科学研究科修士課程を修了した木村社長。学びを生かし、スポーツビジネスをさらに加速させていく。「コロナ禍ということで、飲食店に集まって盛り上がることはなかなか難しい。ですが私はコロナが明けない時はないと思っています。みなさんが安心して集えるようになったら、仲間とワイワイ、スポーツ観戦をしていただきたいのでミクシィとして準備を進めていきます」と呼びかけていた。

【『Fansta』Webページはこちら