プレミアリーグ第33節、ウェストハムvsチェルシーが24日にオリンピック・スタジアムで行われ、アウェイのチェルシーが0-…

プレミアリーグ第33節、ウェストハムvsチェルシーが24日にオリンピック・スタジアムで行われ、アウェイのチェルシーが0-1で勝利した。

勝ち点55で並ぶ5位のウェストハムと、4位のチェルシーによるチャンピオンズリーグ(CL)出場権を懸けた重要なロンドン・ダービー。

前節、ドーソンの前半半ばの退場が響きニューカッスルに2-3で競り負けたウェストハムは、4試合ぶりの黒星で4位に転落。その敗戦からのバウンスバックを図るホームゲームではニューカッスル戦から先発2人を変更。出場停止のドーソンとベン・ジョンソンに代えてバルブエナ、フレデリックスを代役に据えた。

一方、チェルシーはFAカップ準決勝でマンチェスター・シティを破った直後のブライトン戦を低調な内容でのゴールレスドローで終えてこちらも足踏み。27日にレアル・マドリーとのチャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグを控える中、勝利必須のダービーに向けては先発5人を変更。GKメンディ、チアゴ・シウバ、アスピリクエタ、カンテとベテランを復帰させ、最前線はハヴァーツからヴェルナーに変更した。

前線3枚の構成こそ異なるものの、同じ[3-4-3(3-4-1-2)]の布陣でスタートした一戦は、アウェイのチェルシーがボールを握って押し込む入りを見せる。

中央を固めて相手のビルドアップの起点となるカンテとジョルジーニョの2セントラルMFを消しにかかるウェストハムに対して、チェルシーはサイドのチルウェルやギャップに顔を出すマウントを起点に幾度か良い形でボールを前に運び、マウントやプリシッチがフィニッシュまで持ち込む。だが、GKファビアンスキを脅かすまでには至らず。

一方、重心を後方に置きつつトップ下のフォルナルスを含めリンガード、ボーエンと機動力に優れる前線3選手でカウンターを狙うホームチームは、流れの中ではシュートまで持ち込めないものの、相手も警戒する得意のセットプレーからチャンスを窺う。

前半30分を過ぎた辺りからウェストハムのカウンターが徐々に機能し、より相手陣内の深い位置でのプレーが増えると、呼応する形でセットプレーの数が増えていく。36分にはゴール前の混戦からDFアスピリクエタのブロックが腕付近に当たったことでVARのレビューが入るが、これは腕を身体に付けていたとの判定でお咎めなしに。

すると、ピンチを凌いだチェルシーは前半終了間際に見事な仕掛けから先制点を奪う。43分、相手陣内中央でカンテからの縦パスをヴェルナーが収めてサポートのプリシッチに落とすと、プリシッチはすかさず左サイドの高い位置に走り込んだチルウェルに繋ぐ。そして、チルウェルのグラウンダーの折り返しに対してアスピリクエタがニアに引っ張る動きで中央にスペースを作ると、ここに遅れて入ってきたヴェルナーが右足ワンタッチで流し込んだ。

ヴェルナーの8戦ぶりとなる今季リーグ6点目によってアウェイチームの1点リードで折り返した試合は、後半に入ってボールの支配権がホームチームに変わるも引き続き拮抗した展開が続く。

55分にはマウントが意表を突いたタイミングで放ったミドルシュートが枠の左隅を捉えるが、これはGKファビアンスキがビッグセーブ。さらに、こぼれ球に詰めたヴェルナーに2点目のチャンスも、ここはファビアンスキの寄せが気になったか、左足のシュートを枠の右に外してしまう。

辛くも2失点目を凌いだウェストハムはここから反撃。相手を押し込んでリンガードが積極的に足を振っていくが、枠のわずか右に外れるなど同点ゴールまであと一歩という場面が目立つ。

後半半ばを過ぎてウェストハムはフォルナルス、ノーブルを下げてベンラーマ、ランシーニを同時投入。より前がかりな布陣で同点ゴールを目指す。しかし、81分にはボールを大きく蹴り出した際に振り足がチルウェルのふくらはぎをスパイクする形となったバルブエナがオンフィールドレビューの末に一発退場となるアクシデントに見舞われた。

やや幸運な形でリードに加え、数的優位を手にしたチェルシーはシャイ委終盤にアスピリクエタ、ヴェルナーを下げてリース・ジェームズ、エイブラハムの連続投入で試合をクローズにかかる。

そして、危なげなく虎の子の1点を守り抜いたチェルシーがウェストハムとのシックスポインターとなったダービーに勝利し4位を死守した。週明けのCLマドリー戦に弾みを付けている。一方、競り負けたウェストハムは5位キープもCL出場権遠のく連敗となった。