トッテナムでキャプテンを務めるフランス代表GKウーゴ・ロリスは、早くもライアン・メイソン暫定監督の手腕を深く信頼している…

トッテナムでキャプテンを務めるフランス代表GKウーゴ・ロリスは、早くもライアン・メイソン暫定監督の手腕を深く信頼しているようだ。イギリス『フットボール・ロンドン』がスパーズ守護神のコメントを伝えている。

トッテナムは19日にジョゼ・モウリーニョ監督を電撃解任。そして、今シーズン終了までの暫定指揮官に指名されたのが、直近までU-19チームを率いていたクラブOBのメイソン暫定監督だった。

2018年に頭部のケガを理由に26歳で現役を引退した元イングランド代表MFは、引退後すぐに古巣トッテナムで自身の後輩たちの指導に励んできたが、トップチームを率いるのはこれが初めて。

そのため、準備期間がわずか2日という短期間で臨んだプレミアリーグ第29節のサウサンプトン戦ではその手腕に注目が集まったが、エースFWハリー・ケインを欠く中で戦った難敵との一戦を2-1の逆転勝利で飾り、プレミア史上初となる20代での勝利監督となった。

25日にEFLカップ決勝のマンチェスター・シティ戦を控える中でインタビューに臨んだ34歳の守護神は、現役時代に共にプレーした5歳下の青年指揮官の手腕を早くも評価している。

「多くの人は驚くだろうけど、彼は準備ができている。彼はプレーヤーたちに何を言うべきかをよく理解しているんだ」

「プレーヤーとの距離が近いことが、彼の助けになっている。それにチームのリーダーたちと同様にリーダーシップを発揮することも重要だけど、彼は本物のフットボール哲学を持っている。それは多くの人を驚かせるはずだ」

「正直なところ、クラブが彼にこのような責任を与えるのは、彼がクラブの人たちから信頼されている証拠だと思う。それにクラブのDNAを持っているからね」

「彼がチームにもたらそうとしたフットボールのアプローチを持っている。(サウサンプトン戦の)後半では彼のやり方やアプローチが少し見えたような気がするよ」

「すべてがあっという間だった。サウサンプトンとの試合のために準備したのは2日間だけだったし、これから決勝までの時間も短い」

「彼は僕らに自分のフットボールへのアプローチを教えてくれた。彼はまだ29歳だけど、それ以上に成熟していて自信を持っている」

「また、彼は良いエネルギーをプレーヤーたちに伝えている。正直なところ、全員が以前よりも責任感を持っていると思うし、僕らはできる限り良いシーズンの終わり方をするために、もっと良いパフォーマンスをしなければならない」

青年指揮官を称賛した一方、ロリスはモウリーニョ前監督への敬意も忘れていない。

「(解任に対して責任を感じているか?)もちろん、イエスだ。状況が変わっても、ジョゼへの敬意は変わらない。彼は偉大なフットボール人だ」

「彼は過去にそれを証明してきたし、これからもそれを証明してくれるだろう。ただ、彼がスパーズで我々が望んでいたようにうまくいかなかったことを悲しく思っているよ」

「そして、僕らは彼と共に責任を共有しなければならない」

また、トッテナムはマウリシオ・ポチェッティーノ体制で2014-15シーズンにEFLカップ、2018-19シーズンにチャンピオンズリーグ(CL)と2度の決勝を戦うも、いずれもチェルシー、リバプールを相手に0-2で敗戦している。

ロリスは過去の結果は比較対象にならないとしながらも、今回のチャンスを掴み、後悔しないようにしなければならないと考えている。

「異なる大会だから、比較はできない。フットボールで唯一わかっていることは、トロフィーを獲得する次の機会がいつになるかわからないということさ」

「だからこそ、最高の状態で、チームとして働き、誇りを持ってピッチにすべてを残さなければならない」

「イングランドで最高のチームと対戦することはわかっているけど、エキサイティングな気持ちで、この瞬間を100%のエネルギーとモチベーションで過ごし、自分たちの目標達成に向け全力で取り組むべきだと思っている」

今季のリーグ戦では1勝1敗も、プレミアリーグ首位チーム相手に下馬評では圧倒的な劣勢とみなされるトッテナムだが、29歳の青年指揮官の下で悲願のタイトル獲得なるか…。