サッカーIQラボ 〜勝負を決めるワンプレー~Questionリターンを受けたメッシは、このあとどのようにして突破したか …
サッカーIQラボ 〜勝負を決めるワンプレー~
Question
リターンを受けたメッシは、このあとどのようにして突破したか
コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)決勝のビルバオ対バルセロナが行なわれ、バルセロナが4-0で優勝。歴代最多を更新する31回目の栄冠に輝いた。
ここ最近のバルセロナは、パリ・サンジェルマンとのチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦で敗退し、ラ・リーガではレアル・マドリードとのエル・クラシコに敗れ、シーズン2連敗を喫するなど大きな敗戦がつづいていた。
さらに昨年は12年ぶりに無冠に終わり、2季連続無冠は許されないというプレッシャーのなか、ロナルド・クーマン監督体制1年目で初タイトルを獲得した。
バルセロナは前半からチャンスをつくったものの、シュートがポストに嫌われるなど0-0で折り返した。後半になると15分にフレンキ―・デ・ヨングのクロスからアントワーヌ・グリーズマンが先制。直後の18分にはジョルディ・アルバのクロスにデ・ヨングがヘディングで追加点と畳み掛けた。
その後、リオネル・メッシが2点を追加し、終わってみれば4-0のゴールラッシュとなった。
注目は3点目のメッシのゴールだ。

デ・ヨングとのパス交換で、サイドから中へ入ったメッシは、このあとどうしたか
メッシが自陣から右サイドをドリブルで持ち上がり、前にいたデ・ヨングへボールを預け、中へ進入した。そしてデ・ヨングからの折り返しをもらったメッシは、このあとどのようにして突破していったか。
Answer
デ・ヨングにもう一度預けて、背後のスペースへ抜け出した
これは、デ・ヨングとのワンツーから、さらにもう一度預けて連続のワンツーで突破するという、メッシがよくやるパターンの崩しである。

メッシはもう一度デ・ヨングとワンツーをして、相手裏のスペースを突き、ゴールを決めた
まず注目したいデ・ヨングのマークについていた、ビルバオのイニゴ・マルティネスだ。最初、デ・ヨングがメッシにリターンした時、マルティネスはメッシを迎え討とうとした。しかし、すぐにデ・ヨングにボールが返されたため、マルティネスはデ・ヨングのマークに釘付けにされた。
この時、後ろにいたビルバオのウナイ・ヌニェスとイニゴ・レクエは、中央にグリーズマンがいるために、自陣に下がりながらの対応となった。これによって、マルティネスと後ろのラインの間に大きくギャップが生まれた。2度目のワンツーのポイントはここにある。
そのギャップにメッシが走り込み、デ・ヨングからのリターンをもらうと、ペナルティーエリアへの進入に成功。1対1でヌニェスをかわすと、ファーサイドへ流し込んで3点目を決めた。
クラシコで負けたとはいえ、首位のアトレティコ・マドリードとは1試合未消化の状態で勝ち点5ポイント差。レアルに負けるまではリーグ19試合無敗と好調だっただけに、初タイトルで勢いをつけたバルセロナのリーグ優勝の可能性はまだある。