国別対抗戦から帰国後、母国番組で大会を回顧 17日まで行われたフィギュアスケートの世界国別対抗戦(大阪・丸善インテックアリーナ大阪)は、ロシアが初優勝を果たした。主将を務めたエリザベータ・トゥクタミシェワは、日本で行われた大会を振り返り「日…

国別対抗戦から帰国後、母国番組で大会を回顧

 17日まで行われたフィギュアスケートの世界国別対抗戦(大阪・丸善インテックアリーナ大阪)は、ロシアが初優勝を果たした。主将を務めたエリザベータ・トゥクタミシェワは、日本で行われた大会を振り返り「日本の観客は感動的に迎えてくれていました」「リンクに出ると愛を本当に感じる」などと語ったようだ。ロシアメディアが報じている。

 ショートプログラム(SP)では80.35点で2位、フリーでは146.23点で3位に入り、ロシアの初優勝に貢献したトゥクタミシェワ。フリーの衣装は背中に漢字の「愛」が入った衣装で、観客を魅了した。主将としてチームをまとめ、会場ではパネルに顔を押し付けた変顔の写真を撮影するなど、大会を楽しんだ様子だった。

 帰国後のトゥクタミシェワの言葉を伝えているのは、ロシアメディア「championat.com」だった。ロシアの人気番組「ヴェーチェルニー・ウルガント」の収録で、24歳は「日本の観客は感動的に迎えてくれていました」などと語り、こう続けたという。

「どのスケーターにとっても、日本で演技することはとても驚くべきことで、素晴らしいことだと思います。なぜなら日本では、フィギュアスケートは最も人気のあるスポーツのうちのひとつだからです。リンクに出ると、いかに日本の観客がスケーターを気にかけてくれているかという愛を本当に感じるでしょう」

 記事によると、トゥクタミシェワは日本の観客の特徴について「日本の観衆は控えめに反応します、ですが、彼女たちはすぐ近くにいると『カワイイ、カワイイ』と言っています」と説明。また、選手がミスをしたときについては「もしミスをすると、彼女たちはいずれにせよ励ましてくれます。もし激しく転倒すると、最初はため息をつき、その後、とにかく拍手してくれます、なぜなら転倒の後に滑るのはより困難でさえありますから」と語っていたという。

 また、ロシアのスポーツ紙「スポルトエクスプレス」によると、22年北京五輪を目指しているというトゥクタミシェワは「今、4回転ルッツを学んでいて、跳ぶためにハーネスで練習しています。感覚を理解するために。空中での4回転は3回転とは違います。24歳だと、体はリスクに向かうのにとても逆らいます。私は体に無理強いし『カモン!』と言っています」と話したという。ベテランとされる年齢になっても、進化を求め続けている。(THE ANSWER編集部)