フジサンケイレディスが開幕 女子ゴルフの国内ツアー・フジサンケイレディスが23日、静岡・川奈ホテルGC富士C(6439ヤード、パー71)で開幕した。2015、16年賞金女王のイ・ボミ(延田グループ)が3バーディー、ボギーなしの68で回って3…

フジサンケイレディスが開幕

 女子ゴルフの国内ツアー・フジサンケイレディスが23日、静岡・川奈ホテルGC富士C(6439ヤード、パー71)で開幕した。2015、16年賞金女王のイ・ボミ(延田グループ)が3バーディー、ボギーなしの68で回って3アンダー。ホールアウト時点では、暫定首位の永峰咲希に2打差の同5位とした。

 ボミが上り調子だ。7番は残り185ヤードから3メートルにつけてバーディー。12番はピン左6メートル、17番は10メートルのバーディーパットを沈めた。会見では笑顔でこう振り返った。

「ノーボギーが凄く久しぶり。景色も凄く綺麗で、それを見ながら回っていました。ショットも先週から良くなりました。今日は12回フェアウェーに行ったし、アイアンショットも14回グリーンに乗ったので、パットもリズムよくできたと思います。海を見ながらこんな素晴らしいところでゴルフができることに感謝しながら回っていました。コロナがなくなったらまた家族で回りたい」

 今年は7戦中6度の予選落ち。前週まで5週連続と続いている。オフは「全然練習できなかった。本当に運動もできなかったし、韓国では1日2時間しか練習できなくてこうなったのだと思います。韓国は(規制が)結構厳しくて……」とコロナ禍で練習環境の確保に苦戦した影響を吐露。今年からコーチをつけず、以前のスイング映像を確認しながら練習しているという。

 手だけでバックスイングしてしまっていたが、体ごと動かせるように修正。「変えてよくなったので明日も続けたい。予選落ちはもちろん悲しかったけど、スイングが良くなるとまた成績も良くなると思っていた」と課題に集中している。来週は休養に充てるが、隔離期間を考慮して帰国はせず。3年8か月、優勝から遠ざかるなか「最近は最終日を回れていないので最終日を回りたい」と活躍を誓った。(THE ANSWER編集部)