ウェストハムのイングランド代表MFジェシー・リンガードが今日の復活劇に至るまでの舞台裏を明かした。イギリス『talkSP…

ウェストハムのイングランド代表MFジェシー・リンガードが今日の復活劇に至るまでの舞台裏を明かした。イギリス『talkSPORT』が報じている。

ここ数年、マンチェスター・ユナイテッドで鳴りを潜め、イングランド代表からも遠ざかる日々が続いたリンガードだが、今年1月からレンタルでウェストハム入りすると、プレミアリーグ10試合の出場で9得点4アシストのハイパフォーマンスを披露。先の代表ウィークで久々のスリーライオンズ復帰も遂げた。

そんなリンガードだが、ここ数年にわたり、うつ病を患う母親の看病で自身のメンタルもフットボールに集中できるほど余裕がなく、新たな人生を歩むことも頭をよぎったようだ。『YouTube』のトークショー『Presenting』で当時の苦悩を明かした上で、ロックダウンの期間が良い分岐点となったと話した。

「あのロックダウン中にあっさり(フットボールを)辞めようとした。『もうやりたくない、辞める、ギブアップ』という感じだったんだ」

「でも、僕の中での戦いがいつも僕を生き返らせてくれた。だから、辞めるんじゃなく、小休止といった感じだった。ベンチに座って満足している自分がいたが、それは僕らしくない」

「心ここにあらずだった。全然集中できておらず、他のことに気を取られ、すべてを溜め込んでいる状態で、フットボールをしようとしてもできなかったんだ」

「夜8時に試合がある際も午後にホテル入りしてから2時から4時まで寝て、陽の光を浴びず、カーテンを閉めたまま暗闇のなかで目を覚す日もあった」

「だから、医者から『起きたらまずカーテンを開けなさい』と言われたりもした。ちょっとしたことだが、それだけでも変わるものなんだ」

「前の僕は同じ人間じゃなかったような気がする。今のジェシー・リンガードとは別人のような感じがね。フットボールの試合も僕の前を過ぎ去っていくような気がして、ただそこにいたくなかった」

「クレイジーだったね。試合を見返しても、『これは自分じゃない、僕のプレーじゃない』と思ってしまうんだ。ワールドカップに出たときの試合を振り返ったりしてみて、何かを変えていく必要があると実感した」

「だから、ユナイテッドに心を開いて、僕だったり、母の状況を話させてもらった。ドクターにも助けてもらってことで、ロックダウン中に自分の頭のなかを整理することができたんだ」

「ロックダウンの期間はある意味、僕を変えた。ワールドカップや昔の試合を振り返ると、『ああ、これがジェシー・リンガードなんだ』と思う。2、3年前の僕は全然らしくなかった」