2021年4月17日から18日の2日間にわたり、日本ストリートダンスの最高峰ともいえるバトルイベント「マイナビDANCE ALIVE HERO’S 2020&2021 FINAL」が行われた。新型コロナウイルスの影響で、2020年の…
2021年4月17日から18日の2日間にわたり、日本ストリートダンスの最高峰ともいえるバトルイベント「マイナビDANCE ALIVE HERO’S 2020&2021 FINAL」が行われた。新型コロナウイルスの影響で、2020年のFINALが昨年から延期され、2年分のファイナリストが東京の両国国技館に集まり、熱いバトルを繰り広げた。
会場では入退場ゲートや客席でのウイルス対策が万全に行われた状態で、久しぶりのオフラインダンスバトルを楽しむオーディエンスの姿も多く、DANCE ALIVE HERO’Sを皮切りに、2021年はダンスシーンでリアルなオフラインイベントが再び盛り上がりそうな予感だ。
マイナビDANCE ALIVE HERO’S 2020&2021 FINAL
4つのSTYLEとキッズ、RIZE(大学生)に分かれたバトルカテゴリでは、多くの注目選手がファイナリストとして出場。
24年パリ五輪の新種目であるBREAKでは、過去に世界一の経験も持つISSEIやAMI。HIPHOPでも同じく世界大会へ出場経験を持つ、KYOKAやKENTO。ALLSTYLEでは、これまでのDANCE@LIVEにチャンピオンとして名を刻む、GUCCHON、WAPPER。
世界的にもストリートダンスのレベルが高い日本において、各シーンのトップダンサーが集結したまさにハイレベルなバトルイベントであった。
JJがKIDS2連覇を達成!HIPHOPは世代を象徴する決勝戦に
マイナビDANCE ALIVE HERO’S 2020&2021 FINAL
17日土曜日に行われたのは、HIPHOP、HOUSE、RIZE(2020年)、KIDS(2020年)の4カテゴリ。
KIDSではディフェンディングチャンピオンのJJがFINALまで順当に駒を進め、2019年大会の勢いそのままに勝利し、圧巻の2連覇。
HIPHOPではSEEDダンサーでとして登場したKYOKAと、実績のあるダンサーを次々と倒しFINALまで勝ち上がったYUUSHINがマッチアップ。Z世代のHIPHOPシーンを象徴するバトルとなった戦いはKYOKAが勝利。初優勝を決めた。
その他、HOUSEは過去ファイナリストとして出場経験のあるRYOakaDJ226が優勝。RIZEは拓殖大学(ハムマヨ協同組合)が優勝した。
マイナビDANCE ALIVE HERO’S 2020&2021 FINAL
マイナビDANCE ALIVE HERO’S 2020&2021 FINAL
WAPPERが3度目の制覇、ISSEIは4度目のチャンピオンに
18日の日曜日は、BREAK、ALLSTYLE、RIZE(2021年)、KIDS(2021年)の4カテゴリでチャンピオンが決まった。
歴代の優勝者やシーンのレジェンドに加え、20代以下の若手もクレジットしているALLSTYLEのFINAL。世代を超え、ジャンルも超えたバトルが展開された。優勝は2014年以来の覇者となったWAPPER。過去、何度もこの舞台に立ったレジェンドダンサーが「DANCE ALIVE 大好きなんですよ。DANCE ALIVE に人生変えてもらった。」と力強くコメント。
マイナビDANCE ALIVE HERO’S 2020&2021 FINAL
パリ五輪の新種目BREAKはメディアの注目度も高く、3年後の日本代表候補となり得る選手も多く出場した。ベスト4を決めるQUARTER FINALでは、どちらも世界大会で優勝した経験を持つ、ISSEIとAMIの世界チャンピオン同士のバトル。
そのバトルに勝利したISSEIは、決勝でブレイキンシーンを築き上げてきたベテランKAZUHIROにも勝利し、DANCE ALIVEでは4回目の優勝を達成した。
マイナビDANCE ALIVE HERO’S 2020&2021 FINAL
KIDSは、こちらもグローバルなブレイキンシーンで活躍するTSUKKI が優勝。RIZEは立教大学が初優勝を成し遂げた。
マイナビDANCE ALIVE HERO’S 2020&2021 FINAL
マイナビDANCE ALIVE HERO’S 2020&2021 FINAL
今回、2日間に渡って2020年、そして2021年のファイナルが行われたDANCE ALIVE。ストリートダンスシーンにとっても、約2年ぶりに行われる有観客、かつ大規模なイベントとなった。
2021年はリアルにダンサーの熱量や迫力が伝わり、オフラインで声援を送ることが出来る環境でのイベントが増えてほしい。
2024年パリ五輪の新種目として正式に決まったブレイキンや、プレイヤーだけでなく一般層の取り込みに成功しているD Leagueなどをきっかけに、ストリートダンスが世の中に普及しているといえるだろう。DANCE ALIVEのようなイベントが増え、シーンにリアルなダンスコミュニケーションが戻ってくることで、さらなる盛り上がりに期待したい。
Result
HIPHOP
KYOKA (RUSHBALL)
マイナビDANCE ALIVE HERO’S 2020&2021 FINAL
HOUSE
RYOakaDJ226 (SYMBOL-ISM / Family Tree)
マイナビDANCE ALIVE HERO’S 2020&2021 FINAL
2020 KIDS
JJ
マイナビDANCE ALIVE HERO’S 2020&2021 FINAL
2020 RIZE
拓殖大学 (ハムマヨ協同組合)
マイナビDANCE ALIVE HERO’S 2020&2021 FINAL
BREAK
ISSEI (KOSÉ 8ROCKS / FOUND NATION / 九州男児)
マイナビDANCE ALIVE HERO’S 2020&2021 FINAL
ALL STYLES
WAPPER (NewSchoolOrder / BORN 2 FUNK)
マイナビDANCE ALIVE HERO’S 2020&2021 FINAL
2021 KIDS
TSUKKI (MB CREW)
マイナビDANCE ALIVE HERO’S 2020&2021 FINAL
2021 RIZE
立教大学 (学びの精神)
マイナビDANCE ALIVE HERO’S 2020&2021 FINAL
THE MOMENTS of 『 マイナビDANCE ALIVE HERO’S 2020&2021 FINAL 』
マイナビDANCE ALIVE HERO’S 2020&2021 FINAL
マイナビDANCE ALIVE HERO’S 2020&2021 FINAL
マイナビDANCE ALIVE HERO’S 2020&2021 FINAL
マイナビDANCE ALIVE HERO’S 2020&2021 FINAL
マイナビDANCE ALIVE HERO’S 2020&2021 FINAL
マイナビDANCE ALIVE HERO’S 2020&2021 FINAL
マイナビDANCE ALIVE HERO’S 2020&2021 FINAL
マイナビDANCE ALIVE HERO’S 2020&2021 FINAL
text by Shin Akiyama
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