【田中哲実(ライター)=コラム『生産地便り』】◆年齢制限の撤廃により実に様々な新入生が 19日(月)、第39期生の開講…
【田中哲実(ライター)=コラム『生産地便り』】
◆年齢制限の撤廃により実に様々な新入生が
19日(月)、第39期生の開講式が行われた。昨年までは先に開講式を実施してまず新入生を受け入れ、1週間程度、1期先輩と同じ部屋に同居し、作業手順などの指導を受けた後で先輩を送り出す、という形式であったが、新型コロナ禍により、密を避けるために、今年は先に修了式、その後に開講式という順となった。
39期生は、25名に及び、過去最多人数である。男子19名、女子6名。多くが高校卒業したばかりの18歳だが、年齢制限を撤廃したことによって、今期には、39歳と34歳という社会人枠?での入所者がいる。
出身地は九州こそいないものの、全国各地に散らばっており、地元北海道からはわずか1人である。最も遠くは山口県で、島根県、愛媛県などからも来ている。
最年長の39歳は男性。埼玉県出身の西潟行博さん。(とても君づけでは呼べない)。小学校教諭を退職し、夫人を埼玉に残して単身入所してきた。他の研修生はほとんどが自身の教え子と言っても差し支えないくらいの年齢差だが、ここでは同じ39期生である。若者たちに交じって、何とか1年間の研修を乗り切って頂きたいと願うばかりだ。
開講式の式典終了後、部屋全体を使って大きな輪を作っての自己紹介が行われた。25名がそれぞれ一人ずつ簡単に自分のことを皆に紹介していくのである。25名もいると、出身地から経歴から実に様々だ。高校まで野球部で汗を流していた男子、柔道を9年間続けてきた男子、農業高校で畜産を学んできた子もいれば、家族に連れられて行った競馬場で厩務員が馬を引く姿に魅せられ馬の世界を目指すことになった子もいる。将来は厩務員から調教師になりたいという男子もいた。
今回縁あって研修所の門をくぐってきた25名である。ぜひ来春、この25名が揃って無事に修了式を迎えてくれるように、と心から祈っている。
(文=田中哲実)