サッカー界を揺るがしているヨーロッパ・スーパーリーグ構想。ヨーロッパの15のビッグクラブが中心となって設立が予定されてい…

サッカー界を揺るがしているヨーロッパ・スーパーリーグ構想。ヨーロッパの15のビッグクラブが中心となって設立が予定されている。

18日に12クラブが一斉に参加を表明したが、これには多くの反発が。さらに、欧州サッカー連盟(UEFA)が19日にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の新フォーマットを発表する事態となった。

UEFAだけでなく、国際サッカー連盟(FIFA)もこの構想には反対しており、UEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長も、新フォーマットのCLにちて説明する際に比較対象として挙げていた。

そんな中、ヨーロッパ・スーパーリーグの初代会長に就任したレアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長が、スペインのテレビ『エル・チリンギート』に出演。スペイン『マルカ』が、ヨーロッパ・スーパーリーグ構想に至った経緯を語ったことを報じた。

「テレビ以外に収入がない場合、その解決策は世界中のファンが観戦できるような魅力的な試合を、全てのビッグクラブで行うことだと考えた。そこで、我々はチャンピオンズリーグをする代わりに、我々がスーパーリーグをやれば、失ったものを軽減できるのではないかと考えた」

「誰も何も設立してはいない。イングランド、イタリア、スペインの重要なクラブは、サッカーが直面している非常に悪い状況に解決策を与えなければいけなかった。我々は50億ユーロ(約6520億円)の損失を出した。とても残念だ」

「昨年は8億ユーロ(約1043億円)の予算があったが、結局7億ユーロ(約912億6000万円)になった。今年は9億ユーロ(約1173億3200万円)ではなく、6億ユーロ(約782億2300万円)になると、2シーズンで4億ユーロ(約521億4800万円)少なくなるのはレアル・マドリーだけ。我々は非常に悪い状況に置かれている」

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大による収益の減少なども理由として挙げたペレス会長。一方で、時代の流れに合わせてサッカーやテレビの放送形態も変える必要があると主張。サッカー人気が衰えているとも語った。

「企業や人、メンタリティと同じように、サッカーも進化していかなければならない。ネットワークは我々の行動様式を変え、サッカーも我々が生きている時代に合わせて変化し、適応しなければならない」

「サッカーは興味を失っている。観客数が減り、権利が減少しているのは目に見えており、何かをしなければならなかった」

「我々はみな破滅している。サッカーは世界的なものであり、これらの12チームとさらにいくつかのチームには世界中にファンがいる」

「我々が適応できるように、テレビは変化しなければならない。若者がサッカーに興味を持たなくなっているのはなぜか?クオリティの低い試合が多く、興味を持って貰えないため、他のプラットフォームで気を紛らわせているからだ」

また、今回の発表により、数多くの反発を受けている状況だが、それが必要だと語った。

「何か変化があると、必ずそれに反対する人がいる。ベルナベウ(元会長)は変化を起こし、サッカーの歴史を変えた。どこが魅力なのか? ビッグチームの中でプレーすることで、競争力が高まり、より多くのリソースを生み出すことができる」

「お金持ちか? 私はマドリーのオーナーではない。我々はサッカークラブであり、危機的状況にあるサッカーを救うためにやっている。これは重要な瞬間だ」

さらに、現在のCLのクオリティについても言及。クオリティの低い試合は要らないとしている。

「クオリティの低い試合がある。チャンピオンズリーグで格下のチームと戦うマンチェスターを観るより、バルセロナvsマンチェスターの方が面白い」

「全世界が求めるもの? 世界中にファンがいる。それが金になるのであり、他の競技は金にならない。その金は、みんなのためにある。これがピラミッドだ。上の人が金を持っていれば…でも、金が生まれなければ、存在しない」

また、リーグの開始時期についても語り、UEFAやFIFAと話をして早く始めたいとのこと。またCLの新フォーマットについては「理解できない」と語り、批判した。

「なるべく早く開始したい。我々はUEFAとFIFAに話をするつもりだが、なぜ彼らが怒らなければならないのかがわからない」

「UEFAは別のフォーマットに取り組んでいたが、まず私には理解できなかったし、サッカーを救うために必要な収入を得られないだろう」

「私がフットボールを救うと言ったのは、みんなを救うという意味だ。ベルナベウから受け継いだ我々の願いは、少なくとも今後20年は安心して暮らせるように、サッカーを救うことだ。状況はとてもドラマチックだ」