KKT杯バンテリンレディス最終日 女子ゴルフの国内ツアー・KKT杯バンテリンレディスは18日、熊本空港CC(6501ヤード、パー72)で最終日が行われた。2打差の4位で出た19歳の山下美夢有(みゆう・加賀電子)が7バーディー、1ボギーの66…

KKT杯バンテリンレディス最終日

 女子ゴルフの国内ツアー・KKT杯バンテリンレディスは18日、熊本空港CC(6501ヤード、パー72)で最終日が行われた。2打差の4位で出た19歳の山下美夢有(みゆう・加賀電子)が7バーディー、1ボギーの66で回り、大会新の通算14アンダーでツアー初優勝。1打差の2位で出たツアー通算4勝(アマ時代を含む)の古江彩佳(富士通)は72と伸ばせず、9アンダーで5打差の2位に終わった。

 古江は最終日に伸ばせず。3バーディー、3ボギーと出入りの激しい内容となった。今季4勝目はならなかったが、2位でシーズン獲得賞金は1億円を突破。「凄いなぁと思います(笑)」と感想を明かし、20歳の大台到達については「賞金女王になるには、1億円超えは当たり前の世界になると思っていた。そこは目指していかないといけないと思っていました」と冷静に語り、敗れた悔しさがこみ上げた。

「今シーズンの自分の成績を考えるとよかった。悔しいは悔しい。スタートで1打差だったので、(5打差は)悔しい面かなと。今までの2位タイは頑張って2位。スコアを伸ばせず、落とさずという中途半端で悔しい」

 優勝した山下は自身の1学年下で、アマ時代からしのぎを削った仲。古江は「凄く近い存在。昔からゴルフが上手いし、強いと思う。そこは本当に凄いと思います。ハートも強いし、生き生きしている。攻めのプロの印象があります」と賛辞を送った。次戦に向けて「自分を客観的に見て、焦らず欲を出さず、一つ一つの試合を頑張っていきたい」と意気込んだ。(THE ANSWER編集部)