審判団体は少しずつ口を開いている。最後に公の場で発言したのはマテウ・ラオスだった。彼は今週木曜日、『Radio Marc…
審判団体は少しずつ口を開いている。最後に公の場で発言したのはマテウ・ラオスだった。彼は今週木曜日、『Radio Marca』と『El Partidazo de COPE』のマイクを通し、サッカーの現状を分析し、当初は笛を吹くはずだったエル・クラシコで審判を務めなかった理由を説明し、ついでにFCバルセロナのオランダ人監督の不満を受けて、ロナルド・クーマンにメッセージを送った。
バルサの天敵、主審ラオス
このバレンシア出身の主審は、ヘスス・ヒル・マンサーノが自分に代わってクラシコで笛を吹いた理由を説明した。
「バイエルン対PSG戦の前半で、ある選手が私のふくらはぎに強くぶつかり、それが原因で痙攣を起こしてしまった。前半の終わりから試合終了まではアドレナリンで走ることには影響しなかったが、痛みは強かった。次の日には無理だと思った。ハーフタイムに治療してもらう時間はなかった。筋肉が温まった状態をキープすること、エクササイズをすること、そして我慢すること。なぜなら、私は自分が見ていたもの、楽しんでいたものを生で見ることができる特権を持っていたから」
一方、ラオスは、クラシコの後、ヒル・マンサーノの判定に文句を言ったクーマンに、争いを起こすつもりなく答えた。
「私は他人がしたことを調査する者ではない。我々が出来ることは、彼のチームを担当する次の試合で、できる限りのことをして、見たものを吹くということだけである」
すでに“秘話モード”をオンにしていたラオスは、いくつかの珍事を説明した。「ネイマールのことは、私の機嫌が良ければ“ネイ”と呼ぶ。もし私が怒っていればネイマールと呼ぶんだ」と、審判のWhatsappグループがどんなものかを明かす前に言った。「全ての審判がいる一つのグループがある。非常に真面目なグループで、面白味のない、もし誰かがちょっとしたジョークでふざけても、その人についていけない」と語った。
最後に、この審判は選手との関係についても言及した。「全く合わない、もしくは合わない選手はいない。 私が理解できなかった選手はいた。偉大な努力をしてきたから、この選手は私に抗議するのだと理解する時もあれば、現実と合わない抗議の時には、相手の目を見ることしかできないときもある。それぞれの試合、それぞれの状況は異なる」と意見を述べた。