現在開催中の「ATP1000 モンテカルロ」(モナコ・モンテカルロ/4月…
現在開催中の「ATP1000 モンテカルロ」(モナコ・モンテカルロ/4月11日~18日/クレーコート)で次々と優勝候補が敗退する中、第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)も準々決勝で姿を消すことになった。第6シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)に2-6、6-4、2-6のフルセットの末に敗れている。【実際の動画】ナダルvsルブレフ、最後はフォアハンドの強烈ショット!
この大会で歴代最多優勝(11回)を誇り12回目を目指していたナダルだったが、2時間半に及ぶこの試合では7回ダブルフォルトを犯し、7回ブレークされるという安定感のなさだった。ファーストサーブの成功率は59%、セカンドサーブの成功率に至っては42%にとどまった。ナダルの試合後のコメントをATPが伝えている。
「なぜかサーブに問題があった。僕自身にも理由はわからない。練習では全然問題なかったからね。でも今日は、サーブがとにかく最悪という日の一つだった」
「サーブによって試合にインパクトを与えていくものなんだ。だから、サーブを打つ時にまったく自信がないと、なんとかサーブを決めようという意識にとらわれてしまい、どういう風にボールを打ちたいかを考えなくなる。とにかくボールをコートに入れないと、としか思わなくなるんだ」
「ルブレフのように偉大なプレーヤーと対戦していいプレーができなかったら、負けるものだ。分析するまでもないよ」
「彼はいいプレーを見せたから、勝利にふさわしい。僕にとってポジティブなことは闘ったことだね。でもサーブがあんなに決まらなかったら、彼のような選手に勝つことは期待できない…。彼は素晴らしかった。僕が知っていた時よりも攻めに出ていたし、見事だったね。それに彼は人としても素晴らしいんだ。彼の幸運を祈っているよ」
ナダルはこの後すぐに帰国し、19日から始まる「ATP500 バルセロナ」への準備を始めるという。同大会でもナダルは11回タイトルを獲得している。
「今の僕にできる唯一のことは、バルセロナに行って、うまくいかなかったことを改善するために練習し続けることだね。今日はバックハンドも不調で、たくさんミスをしてしまった。バックハンドがそういう状態だと、オープンコートを作ることはできないからね」
勝利したルブレフが準決勝で迎え撃つのは、ディフェンディングチャンピオンのファビオ・フォニーニ(イタリア)をストレートで破った22歳のキャスパー・ルード(ノルウェー)。ナダルは自身のアカデミーで練習するルードを「偉大な選手だよ。特にこのサーフェスでは世界でも指折りの選手だと思う」と称賛し、「タフな試合になるだろう。どちらにも勝つチャンスはあるよ」と若手たちにエールを送っている。
準決勝のもう一つのカードは、第4シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)と世界33位のダニエル・エバンズ(イギリス)。チチパスは世界58位のアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)が途中棄権したため、1時間ほどしかプレーせずにベスト4入り。一方のエバンズは、3回戦で第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)から金星をあげたことで一躍注目されたが、続く準々決勝では第11シードのダビド・ゴファン(ベルギー)と2時間40分以上にわたる熱戦を繰り広げており、連戦の疲れが気になるところだ。
第2シードだったダニール・メドベージェフ(ロシア)が大会直前にコロナ陽性と判明して棄権するなど、最初から波乱続きのモンテカルロ大会は、準決勝に進んだシード選手が2人だけという結果になっている。
なお、エバンズはその後に出場したダブルスでも準決勝進出を決めている。ニール・スクプスキ(イギリス)とのペアで、マクラクラン勉(日本)/レイブン・クラーセン(南アフリカ)組に1-6、7-6(5)、10-4と逆転勝利を飾った。
一方、アメリカで開催されている女子の「WTA250 チャールストン」(アメリカ・チャールストン/4月12日~4月18日/クレーコート)では、世界88位の日比野菜緒(日本/ブラス)が準々決勝で第1シードのオンス・ジャバー(チュニジア)に0-6、1-6で敗れ、準々決勝進出はならなかった。
(テニスデイリー編集部)
※写真は「ATP1000 モンテカルロ」でのナダル
(Photo by Alexander Hassenstein/Getty Images)