米紙がボブ・ターナー氏のインタビュー掲載 男子ゴルフの松山英樹(LEXUS)がマスターズで日本男子悲願の海外メジャー初優勝を果たし、通訳のボブ・ターナー氏も脚光を浴びている。“チーム松山”の一員として記念写真に収まってた姿も注目を集めていた…
米紙がボブ・ターナー氏のインタビュー掲載
男子ゴルフの松山英樹(LEXUS)がマスターズで日本男子悲願の海外メジャー初優勝を果たし、通訳のボブ・ターナー氏も脚光を浴びている。“チーム松山”の一員として記念写真に収まってた姿も注目を集めていたが、米メディアでは本人のインタビューを掲載。松山について「彼は素敵な若者で、紳士。そしてグリーンジャケットを着るに相応しい」と絶賛している。
米ユタ州の地元紙「チャーチ・ニュース」は「ボブ・ターナーに会う マスターズのチャンピオン、ヒデキ・マツヤマのRM(リレーションシップ・マネージャー)で通訳兼マネージャー」との見出しで、ターナー氏にインタビュー記事を掲載している。
現在68歳のターナー氏はアマ時代に松山がマスターズに挑戦した時なども担当。現在に至るまで、通訳だけでなくマネージャー業でも支えてきた。また息子のアラン氏がイチロー氏の通訳を務めていたことでも知られている。
記事では「ターナーにとって、マツヤマがグリーンジャケットに袖を通すのを見るのは、忘れられない瞬間だった」と記し、ターナー氏が「今(その瞬間を)噛みしめています」と話していることを紹介している。
ターナー氏の信念「彼が感じていることも表現しようと試みています」
長きに渡りサポートしてきた。松山のことを知り尽くすターナー氏は、マスターズ王者をこう評している。
「私はヒデキのことをとても誇りに思います。彼は完璧なプロフェッショナルのように振る舞いました。彼は素敵な若者で、紳士。そしてグリーンジャケットを着るに相応しい人物です」
また自身の信念についても「ヒデキがインタビューされる時、私は彼が言っていることだけでなく、彼が感じていることも表現しようと試みています」話している。
米紙「ニューヨークタイムズ」によると、ターナー氏は「私はただの通訳ではありません。言葉をそのまま異なる言語に訳しているのではないのです。彼が話していることを聞いて、それが米国人や英語を話す人と同じ気持ちの表現になるよう言い換えているのです。選手の温度感を知り、それに合う言葉を見つけています。そのことに誇りを持っている。ここ(頭)じゃなくてここ(ハート)で仕事をしています」とも語っていたという。
アジア人で初めての快挙の裏には、ターナー氏の献身があったことは想像に難しくない。(THE ANSWER編集部)