「サウナで痩せられるって本当?」「正しいサウナの入り方が知りたい」最近、メディアでも「サウナ」が紹介されていますね。そうした中、サウナダイエットに興味をお持ちの方も多いのではないでしょうか?サウナに入るだけで痩せられるならばその話はとても魅…

「サウナで痩せられるって本当?」
「正しいサウナの入り方が知りたい」

最近、メディアでも「サウナ」が紹介されていますね。そうした中、サウナダイエットに興味をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

サウナに入るだけで痩せられるならばその話はとても魅力的ですよね。そこで今回は、理学療法士がサウナダイエットについて解説します。

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1.サウナって本当にダイエット効果はあるの?

サウナは、長期的にみればダイエット効果があるといわれています。なぜなら、サウナに入ると甲状腺ホルモンの分泌がアップし、代謝が上がるということが論文でも発表されています。

サウナに入ってからだが温められると、細胞が活性化し、血流もよくなります。

サウナに1時間入った場合は、約150kcalものエネルギーが消費されるといわれます。ウォーキングだと200kcal、ランニングだと500kcalです。

サウナは、ウォーキングやランニングと比較すると消費カロリーは少ないですが、ただ座っているだけでダイエットになるというのは、大きなメリットでしょう。

しかし、ここまで聞いても「サウナだけでダイエットは難しいんじゃないの?」と思われる方もいるかもしれません。そこでこの記事では、サウナをダイエットに活用する際のポイントをいくつかお伝えしていきます。

2.サウナでダイエット!結果を出す4つのポイント

ここでは、サウナでダイエット効果を引き出すためのポイントを4つをご紹介します。以下の4つのポイントを意識してサウナに入るだけで、ダイエット効果がグッと高まります。

2-1.週2~3回で長く続ける
サウナは毎日入らなくても大丈夫で、週2~3回でいいといわれています。サウナの消費カロリーは、1時間で150kcal。サウナは短期間でダイエット効果が現れるということはないので、長期的な視点で継続していきましょう。

2-2.サウナ後の食事に気をつける
サウナで気をつけたいのは、サウナ後の食事。サウナ後は副交感神経が優位になってリラックスし、ついついご飯をたくさん食べてしまいます。

胃腸の消化吸収能力も高まっているため、多くのエネルギーをからだに取り込んでしまうので、サウナ後の食事には気をつけましょう。野菜メインの食事や高タンパクの食事にするとよいといわれています。

2-3.空腹状態でサウナに入る
サウナで代謝アップを狙いたいのなら、空腹状態で入りましょう。空腹状態でサウナに入ることで、からだに蓄積された脂肪などが燃焼されやすくなります。これを、ファスティングモードといいます。

2-4.からだを洗ってお湯に浸かってからサウナに入る
からだを洗ってからサウナに入ることも大切です。なぜなら、毛穴が汚れてふさがれていると、汗をかきにくくなるためです。
毛穴の汚れは発汗の邪魔になるので、必ずからだを清潔な状態にしてサウナに入りましょう。

また、一度お湯に浸かってからサウナに入ることも重要。お湯に浸かって一度からだを温めることで、サウナに入ったときの効果が倍増します。

3.正しいサウナの入り方

高温サウナでは5~10分、低温サウナでは10~15分を目安に入りましょう。汗をしっかりかくことが目的なので、我慢して長時間サウナに入ればいいというわけではありません。5~15分を3~5セットを目標に入ると効果的とされています。

休憩の際は水風呂に入るか、外の空気を浴びてからだを冷やしましょう。サウナに入ってからだを温め、休憩をしてからだを冷やすことを繰り返すと、血管が拡張したり収縮したりするといわれます。そして、この血管の運動がカロリー消費量にも関係しているとされているのです。

また、サウナから出たら毎回水分補給をしましょう。水分補給は、脱水症状を予防し、汗をかきやすくする目的で行います。

4.代謝を促す漢方薬(情報提供:あんしん漢方)

漢方薬は医薬品として効果と安全性が認められている自然由来のお薬です。

ダイエットのお悩みである「運動不足」「食べ過ぎ」「ホルモンバランスの乱れ」などが原因の肥満の症状に効果のある漢方薬はいくつもあります。

漢方医学では、体重の増加にはいくつかの理由があると考えられています。例えば、漢方医学の考え方では、「水が体内に溜まってしまう(水太り)」「ストレス(気の乱れ)で食べすぎてしまう」「ホルモンバランスが崩れて太りやすくなった」などが、体重増加の原因として挙げられます。

また、漢方薬はダイエットを目的とする場合にも効果を発揮します。さまざまなアプローチ法で、「お腹周りの脂肪」「むくみ(水太り)」「便秘」といった症状に働きかけていき、ダイエットをサポートしてくれるでしょう。実際に、効果を認められている漢方薬はいくつもあります。

そして、医薬品である漢方薬ですが、理想的な心とからだへ導くことを目的としている点も特徴です。漢方薬は体質の改善に働きかけるため、リバウンドを繰り返したくない方への痩せやすい体質づくりには最適といえるでしょう。

漢方薬は比較的、副作用が少ないといわれているため、安心して服用できる点もメリットです。そのため、健康作りやダイエットを目的とされる方にも問題なくお使いいただけます。

さらに、健康に気を遣う方にも漢方薬はおすすめです。「バランスの取れた食事や運動などを毎日続けるのは苦手」という場合でも、漢方薬なら毎日のむだけ。これなら、手間なく続けられますね。

<代謝を促したい方におすすめの漢方薬>

・大柴胡湯(だいさいことう)
気の巡りを促してストレスを低減させ、便通も解消します。体内の代謝のバランスを整えることで脂肪燃焼をサポートします。高血圧や肥満に伴う肩凝り・頭痛にも使用できます。

・防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
水分循環を促し、余分な水を排泄させます。水太りの肥満症の方によく使用されます。肥満に伴う関節の腫れや痛みにも有効です。

・防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
血流や水分代謝を促し、からだ全体の巡りを整えます。便や汗などで、不要物を体外へ排出しからだを軽くします。脂質代謝機能を改善し、溜め込んでいる脂肪を減らすのに役立ちます。

ただ、注意したいのは、漢方薬は自分に合っているか否かがとても大切だということです。自分の今の状態に合っていない場合は、効果がないだけでなく、副作用の心配もあります。購入の際には、漢方に精通した医師、薬剤師等にご相談することをおすすめします。

インターネット相談窓口を設けている「あんしん漢方」のようなサービスを利用して、薬効や副作用、漢方薬との相性、日常生活の養生法などを相談してみるといいでしょう。

5.サウナダイエットで理想のからだを手に入れよう!

サウナのダイエット効果や正しい入り方についてご紹介しました。ウォーキングやランニングと比較すると、サウナの消費カロリーは少ないですが、長期的にみればダイエット効果が見込めます。ぜひ、サウナをダイエットに取り入れ、痩せ体質を目指しましょう。

[文:あんしん漢方]

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理学療法士 濱南くにひろ

公立大学を卒業後、病院で理学療法士としてリハビリテーションに携わる。車イスバスケットボールチームのトレーナー経験もあり、医療・福祉・スポーツ分野に幅広く関わる。現在はフリーランスWebライターとして活動中。