3月21日に行われた「RIZIN.27」で乱闘劇を呼んだスダリオ剛選手に、ペナルティ(罰金:ファイトマネー25%相当)が課されることが決まった。 ・今すぐ読みたい→元PRIDEファイター、『ジョシカク』不要論を一蹴!浜…

 3月21日に行われた「RIZIN.27」で乱闘劇を呼んだスダリオ剛選手に、ペナルティ(罰金:ファイトマネー25%相当)が課されることが決まった。

 

・今すぐ読みたい→
元PRIDEファイター、『ジョシカク』不要論を一蹴!浜崎vs浅倉戦で見えた女子格闘技の意地 https://cocokara-next.com/athlete_celeb/shungooyama-rizin27-summary-01/


 

問題となった試合は、第10試合に行われたスダリオ剛vs宮本和志の一戦。フライング気味に突進してきた宮本選手に右ストレートを合わせ、さらに左フックでマットに沈めた。その後も強烈なパンチのラッシュを浴びせ、スダリオが1ラウンド8秒でKO勝ち。しかし、レフェリーが止めに入ってもスダリオは攻撃をやめず、両陣営が興奮状態でもみ合いになる場面があった。

この試合を見た、元総合格闘家でヴァンダレイ・シウバやグレイシー一族などと死闘を繰り広げた大山峻護さんは、スダリオ剛の強さと怖さについてこう語った。

「スダリオ選手、強いですね。若くして相撲界から転身したフィジカルの強さはもちろん、格闘技の技術、体の使い方とかにセンスがあると感じていました。試合後の乱闘劇については賛否両論ありますけど、それだけ自分をコントロールできないくらい沸き立つ気持ちの強さを持っているというのも天性。強い気持ちっていうのは努力で作りきれないところがありますからね。持って生まれた闘争本能があるんじゃないかな」

 

 

「宮本選手も存在感があって、スダリオ選手の狂気を引き出してくれましたね。スダリオ選手は狂気を内に秘めた部分を感じます。ちょっと、若い頃の山本KID徳郁選手みたいな狂気がありますね。カリスマにもヒールにもなりうる才能を持っているように感じますね。でも、その狂気は諸刃の剣ですから、長所にもなりますし、短所にもなる。これからはその狂気をどううまくコントロールできるか、というところにかかっているんじゃないかなと思います。世界に誇れる日本人ヘビー級ファイターとして、さらに成長進化していってもらいたいですね」

RIZINの榊原信行代表はすでにスダリオの次戦について「海外のゴリゴリのMMAヘビー級ファイターをマッチアップしたい」と表明。

次戦、スダリオの進化と真価が問われる。

 

大山峻護さん

 

 

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

・今すぐ読みたい→
【RIZIN】王者への可能性を感じ、浅倉カンナ物語「第1章」が閉幕・・・「第2章」のスタートへ https://cocokara-next.com/athlete_celeb/kannaasakura-start-of-chapter-2/

大山峻護(おおやま・しゅんご)

5歳で柔道を始め、全日本学生体重別選手権準優勝、世界学生選手権出場、全日本実業団個人選手権優勝という実績を持つ。2001年、プロの総合格闘家としてデビュー。同年、PRIDEに、2004年にはK-1・HERO‘Sにも参戦。2012年ロードFC初代ミドル級王座獲得。現在は、企業や学校を訪問し、トレーニング指導や講演活動を行なっている。著書に「科学的に証明された心が強くなる ストレッチ」(アスコム)。ビジネスマンのメンタルタフネスを高めていくための本「ビジネスエリートがやっているファイトネス~体と心を一気に整える方法~」(あさ出版)を出版。