Tポイント×ENEOS第2日 女子ゴルフの国内ツアー・Tポイント×ENEOS第2日が20日、鹿児島・高牧CC(6424ヤード、パー72)で行われたが、降雨によるコースコンディションの不良で一時中断となった末、サスペンデッドとなった。4打差の…

Tポイント×ENEOS第2日

 女子ゴルフの国内ツアー・Tポイント×ENEOS第2日が20日、鹿児島・高牧CC(6424ヤード、パー72)で行われたが、降雨によるコースコンディションの不良で一時中断となった末、サスペンデッドとなった。4打差の9位で出た小祝さくら(ニトリ)は4バーディー、ボギーなしの68で回りきり、通算8アンダーで3打差の暫定4位に浮上。サイ・ペイイン(台湾)が11アンダーで同首位とした。

 小祝がV圏内に顔を出した。4番は145ヤードから8アイアンで3メートルにつけてバーディー。5番は10メートルのロングパットを沈めて伸ばした。16番は3メートルのバーディーパットを決め、17番は127ヤードから9アイアンで1メートルにつけた。「16、17番のバーディーはしっかりショットでつけられたのでよかった。途中から本格的に雨が降ってきて、逆に切り替えられたと思います」。今年は2週前の初戦で優勝。実力者がトップに迫ってきた。

 大雨に見舞われ、悪条件となった一日。それでもショットメーカーは動じなかった。「雨の日は距離感を注意してプレーする」と集中。寒さで飛距離が落ちることを想定しながら回った。好スコアでも、雨中のラウンドは「やることが増えるので昔からあまり好きじゃない」とポツリ。「スコアカードを濡れないようにするとか、グリップとかも気をつけるのが大変です」と明かした。

 最終ラウンドは午前9時20分スタート。「これだけ降ったら下がぬかるむと思うので、難しくなる」とイメージした。「(自身がホールアウト時点では)トップが10アンダー。全然追いつけない差じゃない。ショットがいい感じなので、あとはパット次第。明日しっかりとプレーしたい」。結局、暫定首位は11アンダーとなったが、3打差は射程圏内か。黄金世代の22歳が今季3勝目を虎視眈々と視界に入れている。(THE ANSWER編集部)