2021年3月6日、第一回「JDSF BREAKING B-Girl SUMMIT」がオンラインで開かれた。主催はJDSF(公益社団法人日本ダンススポーツ連盟)。同イベントは、現役のブレイキン選手が配信するワークショップ&トーク番組…
2021年3月6日、第一回「JDSF BREAKING B-Girl SUMMIT」がオンラインで開かれた。主催はJDSF(公益社団法人日本ダンススポーツ連盟)。
同イベントは、現役のブレイキン選手が配信するワークショップ&トーク番組。BGirl Narumi、Ayumi、Eri、Yurie、Ami、Yuikaの6名が出演した。参加した選手は約40名。放送は午前11時から正午まで約1時間行われた。
来る3月8日の国際女性デーに合わせ、出演者はミモザイエローの衣服を着て登場。前半は、ブレイクダンスには必須のトップロック、フットワーク、ターン、フリーズといったモーションを参加者と交互にワンエイト(8拍子)で行うトレーニングセッションとなった。
出演者の一人、BGirl Narumi(JDSFブレイクダンス部 副部長)は「その都度、難易度を変えて練習メニューに取り入れることで、基礎力を上げていきましょう」と生徒らに声がけ。MCと手拍子で、本番さながらに会場を盛り上げていた。
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後半は出演者によるトークセッション。効率のよいトレーニングや練習方法のほか、女性ブレイキン選手のキャリアのあり方や業界発展のための考え方など、国際女性デーのテーマである”Choose to Challenge“を織り込んだ意見交換が行われた。
(左から)BGirl Ami、Eri、Yurie、Narumi、Yuika、Ayumi
2024年パリオリンピック大会のダンススポーツとして新競技に決定後、認知度が上がってきたブレイキン。とはいえ、日本女子の競技人口は極端に少ない。加えて、新型感染症拡大の影響から、BGirlが練習やイベントに参加できず、モチベーションの低下を招いているのがシーンの現状だ。
BGirl Narumiは「ブレイクダンスって、未だに男の人がするっていうイメージを持たれがちですが、フレーバーとかキャラクターとかオリジナリティーの点で言えば、BGirlが独自に発信できることがたくさんあると思っています。このイベントが、周りに女の子がいない環境で練習しているBGirlの力になれば」と話す。
「JDSF BREAKING B-Girl SUMMIT」でブレイキン選手の未来を創っていけるか。距離と性別の垣根を飛び越えるBGirlたちの「Challenge = 挑戦」に要注目だ。
イベント詳細
■ タイトル : JDSF BREAKING B-Girl SUMMIT “Choose to Challenge” collaboration with Genkibin + BGirl Journal
■ 日時:3月6日(土)
■ 時間:11:00-12:00 予定
■ コンテンツ:自宅で出来るトレーニングセッション、トークセッション
■ テーマ:”BGirlにとってのChoose to Challenge”
■ 出演:
・Narumi (JDSF BREAKING 副部長、Genkibin主催)
・Ayumi (Genkibin主催, 2020年全日本ブレイキン選手権 オープン 準優勝)
・Eri (BGirl Journal主催)
・Yurie (BGirl Journal主催)
・Ami (2020年全日本ブレイキン選手権 オープン 優勝)
・Yuika (2020年全日本ブレイキン選手権 ユース 優勝)
text 佐藤稜馬
The post JDSF BREAKING B-Girl SUMMIT初開催 国際女性デーを記念したブレイキン選手参加型のオンラインイベント first appeared on FINEPLAY.