新型コロナウイルスの影響により、様々な形で「お家時間」を過ごす人が増えた昨今。中でも、運動不足解消のためストレッチや筋トレを始めた人も多いだろう。

そんな中、フィギュアスケート女子元日本代表の中野友加里さんが自身のYouTubeチャンネル「フィギュアスケーター中野友加里チャンネル」内で、自身が現役時代からおこなっているストレッチ方法を紹介。

姿勢改善法や、産後のケア、さらにはスケーターにとっての柔軟性の重要さも併せて紹介している。

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スケーターにとっての「柔軟性」の重要さ


中野さんによると、昨今、スケーターは特に柔軟性を問われる競技であり、そこで必要になってくるのが「柔軟性」だという。

「スケーターが演技をする中で、昔はスパイラルシークエンスがあったので、いかに美しく魅せるか、足を高く上げられるかといった部分で柔軟性が重要になっていました。さらに、スピンに関しても、今は色々な形が問われているので、バリエーションの部分でアレンジを効かせたスピンをやることにより、高得点に繋がる可能性もあります。」

現役時代は毎日必ず柔軟をおこなっていたものの、引退後はそれが難しくなったという中野さん。

それによって、自身の代名詞であった、あの技も出来なくなってしまったという。

「(柔軟性の重要さを)1番感じたのは、背中です。背中の筋肉がなくなってしまい、引退から1年後に自分が得意だったはずのドーナツスピンをやろうと思ったら、なかなか丸まらなくて・・・。背中って(柔軟を)やっていないとこんなにも硬くなってしまうんだと思いました。ということは、スケーターって、凄い肩の筋肉を使っていて、その柔軟性を持っているなと引退してしばらくしてから痛感しましたね。」

そんな中野さんが、現在毎日おこなっているという柔軟ストレッチをご紹介。

▼準備運動
① まずは、体を痛めないためにも準備運動として、手首・足首を回す。
② 次に、何度か屈伸を行う。
③ かかとをできるだけ、ももの横に置くくらい深くしゃがみ、膝を深く柔らかくしていく。

▼股関節のストレッチ①
① 床に座り足を広げ、片膝を曲げる。

② 伸ばした足のつま先を持てる場合は持ちながら、体を前に倒す。この姿勢をしばらくキープする。

●ポイント
つま先を持てない場合は、膝やスネの部分を持ちながら、少しずつ倒せるようにほぐしていく。
③ 反対側も同様に行う。

▼股関節のストレッチ②
両脚を前に伸ばし、前に倒す。

●ポイント
この時、膝が曲がりがちになるが、膝を伸ばしながら行うとより脚裏が伸び、柔らかくなります。

▼股関節のストレッチ③
① 脚を開き、開脚する。
② 体を右脚の方へ倒しながら左手も伸ばし、右足のつま先を掴む。この時、右手は左足の方へ向けながら床につける。これを5〜10秒キープする。

③ 反対側も同様に行う。
④ 体を前に倒す。

~もっとできる場合~
⑤ 脚を開き、前後開脚をする。

⑥ 左右にひねり、それぞれ5秒キープする。

⑦ 前脚側に体を倒し、つま先を持つ。

▼産後ケアストレッチ
① お尻をピタッとくっつけながら、20秒キープする。
② ①を行ったあと、10秒間力を抜く。
③ ①、②を3セット繰り返す。

●ポイント
洗い物をしている間や、電車待ちの間にも行えます。

 さらに中野さんは、姿勢改善のために、両腕を上にあげながら深呼吸をおこなっているほか、最近はラジオ体操などにも取り組んでいると紹介した。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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