楽天の松井裕樹投手が24日、侍ジャパンの追加メンバーに選ばれた。「日本代表のユニホームを着て活躍したいと常に思っていたので、その舞台に挑戦できることを嬉しく思います」と喜びを口にした松井裕。チーム最年少だが、「年齢は関係ないと思っている」と…
楽天の松井裕樹投手が24日、侍ジャパンの追加メンバーに選ばれた。「日本代表のユニホームを着て活躍したいと常に思っていたので、その舞台に挑戦できることを嬉しく思います」と喜びを口にした松井裕。チーム最年少だが、「年齢は関係ないと思っている」と話し、「プレミア12では悔しい結果だったので次はチームの力になりたい」とリベンジを誓った。
■夢は「ユーチューバー」!? 会場の笑い誘った左腕
楽天の松井裕樹投手が24日、侍ジャパンの追加メンバーに選ばれた。「日本代表のユニホームを着て活躍したいと常に思っていたので、その舞台に挑戦できることを嬉しく思います」と喜びを口にした松井裕。チーム最年少だが、「年齢は関係ないと思っている」と話し、「プレミア12では悔しい結果だったので次はチームの力になりたい」とリベンジを誓った。
WBC球でのキャッチボールも行っており、「田中(将大)さんや則本(昂大)さんにアドバイスをいただいて、キャッチボールも強めに投げている。ブルペンでもっと調整していきたい」。代表でも抑えの候補として期待されるが、「任されたところ、使っていただいた場面で全力を出せる準備を心がけて過ごしていきたい」と意気込んだ。
この日はヤンキース・田中らとともに仙台市立岡田小学校を訪問した。キャッチボール競争で優勝したチーム全員に、田中の直筆サインボールがプレゼントされると、松井も列の最後に並んでもらおうとする“ボケ”を見せて児童を笑わせた。さらに、児童が将来の夢を発表すると、「プロ野球選手」や「サッカー選手」、「医者」、「薬剤師」といった夢に、昨年から将来の夢にランクインして話題になった「ユーチューバー」と答えた児童が2人。これを受け、ここでも列の最後に並んだ松井は「6年1組の松井裕樹です。将来の夢はユーチューバーです」と話し、会場は笑いに包まれた。
■WBCでは「三振を奪う投球スタイルで向かっていきたい」
2年生とともにとった給食では、「子どもの時に好きだった遊びは何ですか?」と質問され、「ドロケイ!」と回答。逆に「今は何をやって遊んでいるの?」と問うなどし、子どもたちと交流を深めた。
小学生を楽しませた松井裕は侍ジャパン入りに「日本の野球人の代表として恥ずかしい戦いはできない」と表情を引き締めた。プレミア12では4試合で救援し、防御率6.00だっただけに「自分自身、日本代表でのプレーは悔いが残っているのでリベンジの舞台ととらえてやっていければ」と気合十分。「持ち味である三振を奪う投球スタイルで向かっていきたい」と意気込んだ。
代表入りが決まっていた則本も改めて「日の丸を背負うということは大変なことだと思うが、その分、応援してくれる方もたくさんいる。応援で力をくれた人たちに世界一という恩返しをしたい。一生懸命、チーム一丸となって戦っていきたい」と話した。
高橋昌江●文 text by Masae Takahashi