2月17日からドーハ(カタール)で開催予定だったFIBAアジアカップ2021予選の開催中止が決まった後、フィリピンから同国とレバノンでこの大会を開催する方向である旨の情報が流れてきている。その情報によれば、すでにフィリピンでの開催自体につ…
2月17日からドーハ(カタール)で開催予定だったFIBAアジアカップ2021予選の開催中止が決まった後、フィリピンから同国とレバノンでこの大会を開催する方向である旨の情報が流れてきている。その情報によれば、すでにフィリピンでの開催自体については確定し、あとはグループA、B、Eのどれをどちらの国で行うかと時期を決めるのみとのことだ。
これはフィリピンのバスケットボール・アナリスト、チャールズ・ティウ氏がツイートしたもので、FIBAアジア事務総長のハゴップ・カジリアン氏からカタールでの大会に出場する予定だった各チームのバスケットボール統括団体宛の声明文が添付されている。FIBA公式サイト等では13日午後1時時点で公開されておらず、最終的に開催がどうなるかの情報も提供されていない。
声明文によると、開催中止決定から18時間後には4ヵ国が少なくとも1グループの開催を申し出たとなっている。さらに「見通しの利かない特異な状況下で日程を決めるのにあと10日間ほどかかりそう」であることが明かされ、フィリピンで2つのグループを、レバノンで1つのグループを開催することが明記されている。どのグループがどちらの国でプレーするかは明記されていない。
フィリピンは当初、自国が属するグループAと、オーストラリア、ニュージーランド、グアム、香港が集まるグループCを開催する予定だったが、国内における新型コロナウイルス感染拡大を受け中止となった経緯がある。日本が所属するグループBに関しては昨年12月、一度は日本での開催が発表されたが、これも年明け後の緊急事態宣言発令等を受け中止。結果としてグループAとBはドーハへの開催地変更という流れとなった。
ドーハではグループAでフィリピン、韓国、インドネシアとタイが、グループBでチャイニーズタイペイ、日本、マレーシア、中国が、そしてグループEでイラン、シリア、サウジアラビア、カタールがそれぞれ総当たり戦を行う予定だった。
14日(日)から予定されていた遠征がなくなったことで、召集されて合宿中だった男子日本代表はいったん解散し、選手たちはそれぞれの所属クラブに合流。13日、14日のBリーグ公式戦出場を認められている。
文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)