昨年12月に独立リーグ・兵庫ブルーサンダーズとの選手練習生契約が発表となった井川慶投手。阪神、オリックスなどでプレーした37歳は同日、兵庫県三田市内で会見を行い、「野球に対する思いは残っていた。体は元気です。来シーズン、力になれるように頑張…

昨年12月に独立リーグ・兵庫ブルーサンダーズとの選手練習生契約が発表となった井川慶投手。阪神、オリックスなどでプレーした37歳は同日、兵庫県三田市内で会見を行い、「野球に対する思いは残っていた。体は元気です。来シーズン、力になれるように頑張りたい」と抱負を口にした。

■昨年末に独立リーグ兵庫と支配下選手契約

 昨年12月に独立リーグ・兵庫ブルーサンダーズとの選手練習生契約が発表となった井川慶投手。阪神、オリックスなどでプレーした37歳は同日、兵庫県三田市内で会見を行い、「野球に対する思いは残っていた。体は元気です。来シーズン、力になれるように頑張りたい」と抱負を口にした。

 慣れ親しんだ背番号29を背負って新たなスタートを切ることになった左腕は年が明けたタイミングで自身のブログを更新し、兵庫との契約を改めて報告。強い決意を示している。

 左腕は2015年シーズン限りでオリックスを戦力外となった後、現役続行の道を模索。昨年2月から兵庫で練習生としてシート打撃、ブルペンなどで汗を流してきた。

「昨年末に関西独立リーグ『ベースボールファーストリーグ』の兵庫ブルーサンダーズと支配下選手契約を結び、まずは『選手練習生』として再出発させていただくことになりました」

■チーム合流に向け「コンディションは相変わらずいい」

 そう報告した井川は昨年と環境が大きく変わらないことを説明しつつ、「野球をやめてしまうのは、いつでもできる決断です。でも、自分にはまだ野球に対する思いが残っています。まだ続けられるという自信もありますし、それに体も健康で、肩や肘にもまったく問題なく投げることができています。だから、できる限り野球に挑戦していたい、そんな思いでブルーサンダーズと契約させていただきました」と胸中を綴った。

 ブログではチームに貢献すること、若手選手を支えることなどを目標に掲げ、年末までトレーニングに励んでいたことを報告。「昨年はキャッチボールも欠かさず、70メートルほどの距離を投げ、肩の状態をキープしてきました。コンディションは相変わらずいいので、このまま今月下旬からチームに合流したいです」と闘志を滲ませた。

 日米通算95勝を挙げた井川は今年、再びマウンドで輝くことができるか。37歳の再出発に注目だ。