オーストラリア・ブリスベンで開催された「ブリスベン国際」(WTAプレミア/1月1~7日/賞金総額100万ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝で、第3シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)は最初の6ゲームで5ポイントを除くすべてのポ…
オーストラリア・ブリスベンで開催された「ブリスベン国際」(WTAプレミア/1月1~7日/賞金総額100万ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝で、第3シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)は最初の6ゲームで5ポイントを除くすべてのポイントを取り、アリゼ・コルネ(フランス)を6-0 6-3で破った。この圧勝は初のグランドスラム・タイトル獲得を目指すプリスコバにとって、よい流れをつくっただろう。 昨年の全米準優勝者のプリスコバにとって、この優勝はツアー7勝目であり、大会初制覇でもある。このあと彼女は16日に始まる全豪オープンに、キャリア最高の世界5位として臨む。 第1セットは20分も持たなかった。プリスコバは最終ゲームまで、自分のサービスゲームにおいては1ポイントも落としていない。ノーシードで世界41位のコルネは、第2セットでやっとサービスをキープするまで、スコアボードに1ゲームも刻むことができなかった。 「第1セットの私は、ほとんどミスをしていなかったわね」とプリスコバ。「今日は、かなりいい感じだった」。 プリスコバのサービスを読むことができなかった、というコルネは、彼女のサービスをグランドスラム優勝22回のセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)のそれと比較し、セレナよりも対処しづらいものと評価した。
「プリスコバは、本当にいいサービスを打ってきたわ。私はセレナと対戦したことも数回あるけれど、セレナのファーストサービスは何とか返すことはできていた」とコルネ。「ああいうサービスを持っていると、本当に大きな武器になるわね。実際、(受ける側にとっては)かなりの悪夢よ」。 24歳のプリスコバは、2016年にブレイクのシーズンを送った。彼女は全米決勝でアンジェリック・ケルバー(ドイツ)に敗れたものの、セレナとビーナスのウィリアムズ姉妹の双方を倒して、初めてグランドスラムの決勝に進み、そしてフェドカップでチェコの優勝に貢献した。(C)AP