「年末年始にお家でゴロゴロしていたら、顔がパンパンに太ってしまった」年末年始に食べ過ぎたり、飲み過ぎたりてしまう人は多いのではないでしょうか?体重が増えて顔太りした人、体重が変わっていないのに顔がむくんでしまう人など「顔太り」の悩みはさまざ…
「年末年始にお家でゴロゴロしていたら、顔がパンパンに太ってしまった」
年末年始に食べ過ぎたり、飲み過ぎたりてしまう人は多いのではないでしょうか?体重が増えて顔太りした人、体重が変わっていないのに顔がむくんでしまう人など「顔太り」の悩みはさまざまです。
そこで今回は、パンパンになってしまった顔を簡単にスッキリさせる方法をご紹介します。
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1.気付いたら顔がパンパン…顔太りの原因とは
年末年始の顔太りの原因は、次の2つが考えられます。
・表情筋の筋力低下
正月休みなどで人に会わない日が続いたり、マスクをつけたままでいたりするなどの理由で、顔の筋肉を動かさないと、筋力が低下して老廃物が溜まり、脂肪がつきやすい顔になってしまいます。正月に柔らかいものを食べる機会が多く、表情の変化が少なかった人は、顔の筋力低下による顔太りになりやすくなると考えられます。
・血行不良や水分の摂りすぎによるむくみ
年末年始で運動不足と暴飲暴食が重なると、からだの巡りが悪くなり、むくみが生じやすくなります。
とくに朝、寝起きに顔がむくみやすくなるのは、起きている時にはからだの下に溜まりがちな水分が、就寝時に横になることで上へ行きわたるためです。
また、女性は生理前や妊娠中、更年期などの時期はホルモンのバランスの変化によって、さらにむくみやすくなるため、普段から血行を良くすることや、水分代謝の高いからだづくりを意識することが大切です。
2.セルフケアで顔太り解消
2-1. リンパマッサージで顔のむくみを解消
顔のむくみを解消する方法のひとつは、顔まわりの血行をよくすること。
おすすめはリンパマッサージ。お風呂上がりや朝のスキンケア後、手を温めた状態で、顔の中央から耳下腺・顎下腺に向かって優しくさすり、そのまま首へ下ろして鎖骨まで老廃物を流すイメージです。
部位ごとのリンパマッサージの方法を紹介します。1日3分程度、各5~10回行ってみてください。
顎:指全体で顎下腺から耳下腺に向けて引き上げます。
頬:鼻の脇から耳下腺に向けて頬を持ち上げるようにさすります。
額:おでこの中心から耳下腺に向けてさすります。
目の周り:眉毛を掴むようにマッサージした後、指2本を使って目頭から耳下腺へなぞるようにさすります。まぶたと目の下をそれぞれ通るように行いましょう。
2-2.二重あご・頬肉すっきり!お家で簡単トレーニング
顔太り解消には、表情筋を動かして血流を改善する顔周りのトレーニングも効果的です。顔太りを解消する簡単なトレーニング法をご紹介します。
1. 腕をクロスさせて肩に手を置きます。
2. そのまま天井を見上げ、舌をできるだけ突き出し、10秒キープします。
3. ゆっくりと舌を戻して、顔も正面に戻します。
正しい姿勢で行い、こまめにやることがポイントです。
2-3.タイプ別!顔太り解消の食事
・むくみが気になる方:バナナ、ほうれん草、豆類、海藻類
これらの食材に多く含まれるカリウムは、体内の余分な塩分を排出し、水分代謝を高めてくれます。海藻類はカリウム以外にもナトリウムやカルシウム、マグネシウム、鉄など、ミネラルが豊富に含まれているので、水分代謝の改善が期待できます。
・脂肪が気になる方:生姜、鶏ささみ、さば
生姜の辛味成分は、からだを内側から温めるため、代謝アップや胃腸機能改善に効果があるといわれています。
また、鶏ささみなどのタンパク質豊富な食材を取り入れると、筋肉量を維持できるため、脂肪燃焼もしやすくなります。
3.飲むだけ簡単!漢方で顔太り解消を目指す
「食事や運動には気を遣っているつもりなのに、なかなか顔のお肉がとれない…」
そんな方には漢方薬がおすすめです。
改善しない顔太りや体重増加の理由としては、漢方医学的に、いくつかの理由が考えられます。例えば「ストレスで食べすぎてしまう(気の乱れ)」「水が体内に溜まってしまう(水太り)」「ホルモンバランスが崩れて太りやすくなった」などです。
漢方薬は、ダイエットを目的としたさまざまな症状へのアプローチ法があり、水太りやお腹周りの脂肪などにも効果が認められています。
医薬品である漢方は、自然の恵みである植物や鉱物などの生薬を組み合わせたものです。比較的、副作用が少ないといわれており、体質の改善に働きかけることで根本的な解決を目指すので、同じ症状を繰り返したくない方への健康体質づくりには最適です。
バランスの取れた食事や運動などを毎日続けるのは苦手という場合でも、体質に合った漢方薬を毎日のむだけなら、手間なく続けられますね。
<顔やせしたい方におすすめの漢方薬>
・疲れやすく、むくみが気になる方:防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
水分代謝を促して体内の余分な水分を排泄し、むくみを解消します。また、肥満による関節の腫れや痛みに用いられます。
・お腹がぽっこり出ている、便秘ぎみな方:防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
暴飲暴食などによるからだの余分な熱を取り除き、血流や水分代謝を促して便や汗などで老廃物を体外へ排出します。また、脂質代謝機能に働きかけし、溜め込んでいる脂肪を減らすのに役立ちます。
ただ、注意したいのは、漢方薬は自分に合っているか否かがとても大切だということです。自分の今の状態に合っていない場合は、効果がないだけでなく、副作用の心配もあります。購入の際には、漢方に精通した医師、薬剤師等にご相談することをおすすめします。
インターネット相談窓口を設けている「あんしん漢方」のようなサービスを利用して、薬効や副作用、漢方との相性、日常生活の養生法などを相談してみるとよいでしょう。
「あんしん漢方」は、不調を改善したいという方におすすめ、スマホで気軽に専門家に相談できる新しいサービスです。
4.セルフケアで小顔美人!年末年始の顔太りを解消しよう
顔にお肉がつきやすい・むくみやすい原因には、体質的なものもあります。セルフケアだけではなく、からだの内側から体質改善を目指すことで、顔太りしにくい体質を目指せます。
大切なのは毎日の積み重ね。生活習慣を見直して、今日から意識を変えていきましょう。
[文:あんしん漢方]
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あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 杉岡 弥幸
北里大学で生薬学を学び、卒業後は大手漢方専門店にて漢方薬剤師として勤務。現在は自身のダイエット経験や健康に関する知識を活かして、漢方や養生による体質改善方法をWeb等で発信している。