「ジャパネット杯 春の高校バレー」として行われる第73回全日本バレーボール高等学校選手権大会(産経新聞社など主催)の組…

 「ジャパネット杯 春の高校バレー」として行われる第73回全日本バレーボール高等学校選手権大会(産経新聞社など主催)の組み合わせ抽選会が29日、東京・台場のフジテレビで行われ、対戦カードが決まった。

 男子は前回初優勝の東山(京都)が初戦の2回戦で、東海大相模(神奈川)-弘前工(青森)の勝者と対戦する。激戦区・東京を制した駿台学園は星城(愛知)-崇徳(広島)の勝者とぶつかる。

 女子は前回覇者の東九州龍谷(大分)が初戦の2回戦で秋田北(秋田)-富山第一(富山)の勝者と激突。前回準優勝の古川学園(宮城)は誠修(福岡)-日立二(茨城)の勝者と対戦する。

 本大会は東京体育館(東京都渋谷区)で来年1月5~7日に1回戦から準々決勝までを行い、準決勝と決勝は同9、10日に実施。新型コロナウイルス感染拡大を警戒し、無観客で行われる。

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 男子優勝候補の筆頭は、前年度のメンバーが多く残る東山。的を絞らせない攻撃は今季も健在で、京都大会決勝では前々回覇者・洛南とのフルセットを制した勝負強さも持ち合わす。ただ、エース西山大翔(ひろと)=3年=擁する東海大相模、前回8強の東福岡ら地力のあるチームと決勝までに当たる可能性がある。東山の豊田充浩監督は「京都予選でハードな試合を経験できたのは大きい。試合での観察力、対応力が大切になる」と勝利へのポイントを挙げた。

 前回準優勝の駿台学園は大会2日目の初戦が鍵。堅実な崇徳と4年ぶり出場の星城の勝者が相手で、ここを勝ち上がれば勢いに乗れそうだ。駿台学園のエース金田晃太朗(3年)は「大会をやれることに感謝して、前回のリベンジをしたい」と意欲を燃やす。

 前回4強の松本国際、清風も上位進出をうかがう。高松工芸の210センチの牧大晃(2年)ら、将来有望なアタッカー陣にも注目だ。

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 女子は、連覇を狙う東九州龍谷、有力選手がそろう金蘭会の下馬評が高い。

 東九州龍谷は身長162センチのエース室岡莉乃主将(3年)ら「春高」経験の豊富なメンバーに加え、大型センター飯山エミリ(1年)ら新戦力が台頭。攻撃力に厚みが増したものの、「自分のチームですら現状が把握しきれていない」と竹内誠二監督。コロナ禍で公式戦が少ない中、試合ごとにどれだけ成長できるかが重要になりそうだ。

 金蘭会は昨年度のユース世界選手権代表が4人そろう。180センチ超えの吉武美佳(2年)、西川吉野(3年)の両エースの攻撃は迫力十分。前回4強に終わった悔しさをぶつける。

 前回準優勝の古川学園も見逃せない。日本代表クラスの跳躍力を持つキューバからの留学生、バルデス・メリーサ(3年)は安定感が増した。前回4強の共栄学園、中学時に全国優勝を経験した選手がそろう文京学院大女も優勝を見据える。