◆陸上関東学生対校選手権最終日(22日、神奈川・相模原ギオンスタジアム)

 男子は1部、2部、大学院生による3部が同一レースで開催され、5000メートル3部に唯一出場の今江勇人(千葉大大学院1年)が14分20秒01で21人中全体3位と健闘した。ラスト1周までトップ争いに加わった今江は「13分台を狙っていましたが、全体的にペースが遅く、途中で順位狙いに切り替えました。全体5位が目標だったので、クリアできました」と納得の表情で話した。1部は小松直生(日体大4年)が14分26秒66、2部は高瀬桂(専大2年)が14分17秒84で、それぞれ優勝した。

 今江は、宮城県の進学校の仙台三高から国立の千葉大工学部に現役で合格。4年だった昨年、箱根駅伝予選会の敗退校で編成される関東学生連合チームに入る走力を持っていたが、千葉大がチームとして予選会の参加基準をクリアできなかったため、箱根駅伝出場の夢は予選会を走る前についえた。しかし、その後も高いレベルで、陸上と学業の両立を続けている。

 現在は千葉大大学院工学研究院で学ぶ。11月14日に行われた日体大長距離競技会1万メートルでは28分53秒36で走破した。「研究と練習、メリハリをつけて取り組んでいます。研究が忙しい時は夜の10時から走ることもありますけど」と爽やかに話す。

 今後、ハーフマラソンやマラソンにも出場予定。進境著しい文武両道の大学院生ランナーの活躍が注目される。

 通称「関東インカレ」と呼ばれる今大会は、例年5月に開催されているが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で秋に分散開催され、最終日は競歩を含む男女の長距離種目が行われた。男子種目は16校の1部、それ以外の2部、大学院生による3部に分けて行われる。例年は各種目1位8点、2位7点…8位1点が与えられ、総合得点を争い、1部の15、16位と2部の1、2位が翌年、入れ替わるが、今年に限り、対校戦は実施されない。

 ◆今江 勇人(いまえ・ゆうと)1998年1月26日、仙台市生まれ。22歳。仙台三高3年時に3000メートル障害で宮城県大会3位。16年に千葉大工学部入学。自己ベストは5000メートル14分5秒38、1万メートル28分53秒36。173センチ、55キロ。