20歳179日での4勝目は宮里藍らに次ぐ史上3番目の年少記録 女子ゴルフの国内ツアー・大王製紙エリエールレディスオープン最終日は22日、愛媛・エリエールGC松山(6545ヤード、パー71)にて無観客で行われた。首位で出た20歳古江彩佳(フリ…

20歳179日での4勝目は宮里藍らに次ぐ史上3番目の年少記録

 女子ゴルフの国内ツアー・大王製紙エリエールレディスオープン最終日は22日、愛媛・エリエールGC松山(6545ヤード、パー71)にて無観客で行われた。首位で出た20歳古江彩佳(フリー)が4バーディー、2ボギーの69で回り、通算15アンダーで2週連続優勝。アマ時代を含め通算4勝目を挙げた。20歳179日での4勝目は宮里藍、畑岡奈紗に次ぐ史上3番目の年少記録だ。

 2打差の首位で出た古江が独走Vを飾った。前半でスコアを2つ伸ばしリードを広げると、後半もパープレーで危なげなく逃げ切り。2週連続Vを飾った。ホールアウト後のリモート会見では「嬉しいです。2週連続Vは凄く嬉しいです」と笑顔を輝かせた。

 追われる立場で迎えた最終日。だが迫られるどころか逆に前半から突き放した。「楽しんで、その場をどう集中するかだけ考えてました。優勝は嬉しいですが、最後はボギーがカッコ悪いなと。でも優勝できて嬉しいという感じです」と振り返った。

 今季3勝目と絶好調だ。「試合をずっとできているのは、ゴルフの調子も凄く調整しやすい」と言い、自身の長所を聞かれると「安定性は武器としていいのかなと、結果ですけどボギーも少ないところが強みなのかなと」と分析している。

 さらに「ショットがちゃんとオンしてくれたりするからパーセーブできやすいのですが、オフにグリーン周りの練習をしたこともパーを拾えている要因かなと。今季の途中くらいからランニング(アプローチ)もするようにしたり、色々なバリエーションができました」とグリーン周りでの安定感の向上も実感している。

 次週は2020年の国内ツアー最終戦、JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ。3週連続優勝もかかるが「(意識は)全くない。最終戦なので、楽しんで、全部が経験だと思って、一打一打集中してできればいいです」と自然体だった。(THE ANSWER編集部)