米総合格闘技「LFA」で初回KO、米記者「負けた選手は5分間気絶していた」 米国の総合格闘技(MMA)団体「LFA」で驚きのKO劇が生まれた。20日(日本時間21日)に米カンザス州のハートマン・アリーナで行われた「LFA95」のミドル級(5…

米総合格闘技「LFA」で初回KO、米記者「負けた選手は5分間気絶していた」

 米国の総合格闘技(MMA)団体「LFA」で驚きのKO劇が生まれた。20日(日本時間21日)に米カンザス州のハートマン・アリーナで行われた「LFA95」のミドル級(5分×3ラウンド)で、アレックス・ペレイラ(ブラジル)がトーマス・パウエル(米国)に初回4分4秒KO勝ち。右ハイキックから左フックをぶち当てた瞬間に対し、米記者は「恐ろしいのは5分間気絶していたこと」と動画付きで報じている。

 意識だけでなく、記憶も飛ばした。向かい合った両者。黄色のパンツをはいたペレイラは右ハイキックを繰り出した。ブロックされたようだが、一呼吸おいて左フック。顔面にくらった相手は前のめりに崩れ落ち、体の下に左腕を折り曲げたままダウン。レフェリーはすぐに周囲のスタッフを呼んだ。

 衝撃のシーンを動画付きで伝えた米スポーツ専門局「ESPN」のアリエル・ヘルワニ記者は、ツイッターの文面で「これがアレックス・ペレイラのKO。恐ろしかったのは試合後、パウエルが約5分間気絶していたことだ。動けなかったのである。最近のKOの中で最も恐ろしい出来事だ」と説明。さらに「放送によるとパウエルは立ち上がった後、医療スタッフに『俺は戦っていたのか?』と尋ねたという。そしてパウエルは自力で会場を後にした」と記した。

 この投稿に対し、米ファンから「彼のパンチは言葉で表すことのできない次元だ」「地球上で最も危険な男だ」などと興奮した様子のコメントが相次いでいる。米最大の総合格闘技「UFC」などの登竜門的な位置づけとされるLFA。同団体デビュー戦となったペレイラがいきなり強さを見せつけた。(THE ANSWER編集部)