マスターズ最終日、12番でまさかの10打にも「みんなそういう経験をしてきた」 米男子プロゴルフ(PGA)ツアーのメジャー第3戦・マスターズが15日(日本時間16日)、米ジョージア州オーガスタナショナルGC(7475ヤード、パー72)で最終日…

マスターズ最終日、12番でまさかの10打にも「みんなそういう経験をしてきた」

 米男子プロゴルフ(PGA)ツアーのメジャー第3戦・マスターズが15日(日本時間16日)、米ジョージア州オーガスタナショナルGC(7475ヤード、パー72)で最終日が行われた。昨年覇者のタイガー・ウッズ(米国)は、12番で3度もクリークに入れるなどまさかの1ホール10打を記録。本人は「ゴルフは時にひどく孤独なものだ」などと語ったようだ。海外メディアが報じている。

 百戦錬磨の男を悪夢が襲った。ウッズがつまずいたのは12番パー3だ。ティーショット、ドロップ後の3打目と連続でクリークに打ち込み、5打目はグリーン奥のバンカーへ。難しい体勢からピンを狙うも、大きくオーバーしてしまい、このホール3度目の“池ポチャ”。これにはウッズもうつむき加減で膝に手をつくしかなかった。

 実際の動画を米スポーツ専門局「CBSスポーツ」がツイッターで公開したほか、カナダ公共放送「CBC」は「タイガー・ウッズが12番パー3で3度の池ポチャ含め10打」と見出しを打って記事を掲載。7つスコアを落としたまさかの「セプタプルボギー」について語るウッズの言葉を伝えている。

 ウッズは「このスポーツは、時にひどく孤独なものだ」「誰もマウンドに来て交代を告げたりしない。戦い抜かなければいけないんだ」と達観したコメント。「ただ切り替えて、次のショットで答えを見出すだけ。そして、ラウンドを終えるまでにそれができた」と話した通り、続く13番でバーディーを奪取。15番からは4連続バーディーを記録し、通算1アンダーの38位で大会を終えた。

 最終日のスコアは76。同局によると、ウッズが19歳でアマチュアだった95年、3日目に記録したマスターズでの最低スコア77に並ぶところだったという。ウッズは「それこそがゴルフをユニークたらしめ、精神的にとても難しくするもの」「我々はみんなそういう経験をしてきた。残念ながらね。不運にも、自分もそんな経験をしてきたんだ」と語ったという。(THE ANSWER編集部)