準決勝の相手は国士大。第1クオーター(Q)ではリバウンドを取ることができずリードを許すも第2Qからは攻撃が活性化し逆転。その後は国士大を寄せつけず逃げ切り勝利を手にした。◆10・25~11・8 オータムカップ2020 2部トーナメント(エ…

 準決勝の相手は国士大。第1クオーター(Q)ではリバウンドを取ることができずリードを許すも第2Qからは攻撃が活性化し逆転。その後は国士大を寄せつけず逃げ切り勝利を手にした。

◆10・25~11・8 オータムカップ2020 2部トーナメント(エスフォルタアリーナ八王子他)

▼11・3 対国士大戦(横浜国際プール)

○明大83{11―19、21―7、23―20、28―17}63国士大

 スターターは、PG常田耕平(政経3=正智深谷)、SG吉村公汰(営2=土浦日大)、F富田一成主将(法4=藤枝明誠)、PF植松義也(営4=桐光学園)、PF溝口月斗(国際3=東海大札幌)。

 途中交代で入った選手たちが躍動した。リードされて迎えた第2Qの序盤から出場したPG塚本舞生(政経3=明成)の速攻が相手ディフェンスを翻弄(ほんろう)。「走って流れをつくれたことが良かった」(塚本)。さらに、第1Q途中から出場したPF永田渉(政経4=盛岡南)が「積極的に打ちにいけた」と塚本がつくったチャンスから今試合初めてとなる3Pシュートを決める。この1本が起点となり試合は一気に明大ペースへ。8点あった点差はあっという間になくなり永田の2本目の3Pで逆転。攻撃の勢いは試合終了まで止まることはなかった。

 課題も克服されていた。中盤の失速が課題だった明大。今試合では中盤、国士大に点数を許したものの「しっかり我慢できていて、成長していた」(佐々木真司監督)と粘りを見せ、終始リードを保ち続けた。

 次戦の相手は法大。この試合の結果でインカレチャレンジマッチ(※)の対戦相手が変わる。3Pシュートの精度などの新しい課題も見えた。「しっかりみんなが役割を果たせば明大らしいバスケットができると思う」(佐々木監督)。この先のインカレ出場を見据え、目指すは2部トーナメント優勝だ。

[菊地秋斗]

(※)11月13日に行われる1部下位チームと2部上位チームによる全日本学生選手権の出場権を懸けた大会

試合後のコメント

佐々木監督

――第2Qから良くなった理由を教えてください。

 「第1Qは打たされているシュートが多かったですが、セレクションをしっかりやって打つべきところで打つという基本的な部分を意識することで自分たちのバスケができるようになったのだと思います」

塚本

――速攻からフリーの選手にパスを出すプレーが目立ちました。

 「そこが自分のストロングポイントでありチームに求められているところだと思っているので意識してやっています」

永田

――決勝への意気込みをお願いします。

 「今日は要所でシュートを決めることができ、調子が良かったので決勝でもキープできるように頑張りたいです」