<写真・表彰式後、撮影に応じる部員たち> 11月3日、和歌山県和歌山セーリングセンターにて第85回全日本学生ヨット選手権(全日本インカレ)最終日が行われた。 大会2日間を終え、両級ともに5レースを消化。スナイプ級は7位、470級は3位につけ…


<写真・表彰式後、撮影に応じる部員たち>

 11月3日、和歌山県和歌山セーリングセンターにて第85回全日本学生ヨット選手権(全日本インカレ)最終日が行われた。

 大会2日間を終え、両級ともに5レースを消化。スナイプ級は7位、470級は3位につけていた。本日の天候はきのうと打って変わり、晴れ空に。だが風が安定せず、難しいレース展開となった。470級は11時11分に第6レースがスタートするも、序盤は上位に食い込むことができず。後半に猛追し、藤原(人3)・室谷(商4)組が9位、続いて池淵(社4)・福井(社2)組が10位でフィニッシュ。だが、3番艇が続くことができず、一時は5位に転落。続く第7レースは全艇がシングルでフィニッシュすることはできなかったが、相手の失格もあり順位が浮上。3日間で7レースを消化し、4位入賞となった。一方スナイプ級は風の安定を待ち、470級から遅れること約30分後にレースがスタート。安部(法4)・森本優(経3)組を筆頭に前を目指すが、3艇とも順位を上げることができず。3日間で6レースを消化し、11位となった。以上の結果から関学は総合5位。2017年以来、3年ぶりの入賞となった。なお、今大会をもって安部主将率いるチームで戦う団体戦は終了。次年度の主将は藤原が務める。

 次戦は11月28、29日、愛知県豊田自動織機海陽ヨットハーバーにて全日本学生個人選手権大会が行われ、関学からはスナイプ級、470級ともに3艇ずつ出場する。

今大会の結果は以下の通り。

・スナイプ級

1位 早大 172点

2位 日大 287点

3位 鹿屋体大 454点

11位 関学 613点

・470級

1位 早大 381点

2位 慶大 408点

3位 同大 418点

4位 関学 482点

・総合

1位 早大 553点

2位 日大 776点

3位 同大 914点

5位 関学 1095点

試合後のコメント

安部浩希主将「スナイプ級はきのうに引き続き、流れをつかむことができなかった。流れをつかめる実力はあるはずだが、タイミングを逃してしまったのが敗因だと思う。今年度は、いいチーム、そして強いチームになれたと思う。470級は全国でも結果を残し、スナイプ級も関西では他大を圧倒することができた。チームづくりに関しては悔いがない。今年度のインカレは来年のいい道標になったと思う。実際に、配艇も来年のことを考えながら組んだ。後輩たちには、自分のカラーを出しながらチームづくりをしてほしい。そして、チーム一丸となって日本一を取ってほしい」

室谷勇希470級クラスリーダー「470級は順位が良くない場面もあったが、諦めずに1艇ずつ抜くことができた。また、リコールなどの失格を出さず、全艇がフィニッシュした。チャンスを全てものにできなかったのは悔しかったが、楽しくレースをすることができた。最近は入賞ができない年が続いたが、今年は優勝争いにまで絡める順位にいた。だが、上位校とは経験の差が出たと思う。後輩たちには、もっともっとレベルアップしてほしい。下級生たちも試合に出ていたので、経験値を得られたと思う。関学を背負い、全日本インカレの舞台でクラス優勝、そして総合優勝を体現してほしい」