12月に沖縄で行われる全日本学生選手権の出場権が懸かる今大会。天候により当初の日程から延期され調整が難しいなか、3人が入賞。目標の全員出場は果たせなかったが、9人がインカレ出場を決めた。◆10・24~25 全日本学生選手権関東支部予選(鎌…

 12月に沖縄で行われる全日本学生選手権の出場権が懸かる今大会。天候により当初の日程から延期され調整が難しいなか、3人が入賞。目標の全員出場は果たせなかったが、9人がインカレ出場を決めた。

◆10・24~25 全日本学生選手権関東支部予選(鎌倉市材木座海岸沖)

▼メンズクラス

池田――1位

鈴木――5

内藤――6

中島――8

相沢―ー12

川村――14位

田中――21位

長井――35位

小林――44位

高橋――56位

※44位以上がインカレ出場権を得る

 池田健星主将(法4=逗子)は日本代表強化選手の風格を見せつけた。大会初日、2本目こそは「完全に風を読み間違えてしまった」と6位に悔いの残るレースに。しかしその後は1本目につかんだ流れに乗ることができ、トップフィニッシュを重ねた。2日目は得意とする微風の中、自身の体格を活かしたレースを展開し、全て1位で終える。「スピードでは負けることが無かった」と余裕を見せた。

 鈴木孝多(国際4=明大明治)も最高学年らしく安定したレース展開を繰り広げる。大会初日、1本目では池田に続き2位と好発進を見せるが2本目では18位。「最低でも入賞以上」という強い思いで切り替えられ、4位でフィニッシュした。「これ以上悪い順位は取れない」と臨んだ2日目。持ち味の堅実なスタイルがレースに生きた。1本目では3位、2本目、3本目では5位と安定した順位を維持し、最終結果は5位入賞。「明治大学の一員として最低限の成果を残せた」と手応えを感じられるレースであった。

 今大会に向け実戦に近い練習を多く取り入れるなど確実に力を付けてきた。12月に行われるインカレまでの期間、今回見つかった課題を各自ここから詰めていく。目標は「入賞3人以上」と気合は十分。チームとしても3連覇が懸かる団体戦へ弾みを付けるためにインカレでの成績はカギとなる。

[出口千乃]

池田主将

――大会へ臨むにあたって主将としてなにを意識しましたか。

 「大会では2つの事を強く意識しました。1つは最高学年であり、主将である以上、部に恥じないレースをすること。もう1つは部内の出場者全員を通過させることです」

――インカレへの意気込みをお願いします。

 「団体戦2連覇を達成しているこの部の主将として周りを圧倒する走りを見せ、優勝してきます。どうぞご声援のほど、よろしくお願いいたします!」

鈴木

――インカレの意気込みをお願いします。

 「明治は昨年、一昨年と日本一のチームとしてやっていて、今年は自分の代なので、池田もいますけど自分も負けずに明治の名を轟かせられるように、インカレも前を走りたいと思います」

中島隼人(商3=暁星)

――大会中の調子はいかがでしたか。

 「初日は比較的調子が良かったですけど、2日目に重圧の中で安定して走れない場面が出てきてしまって、精神面の弱さとかが上位の選手とかなり違う部分となったかなと思って自分の中で反省して受け止めています」

内藤紳之介(法1=アサンプション国際)

――6位という結果を受け止めていかがですか。

 「結構苦戦しました。これまで予選を一回も経験したことがなくて、インカレ本戦に向けたみんなの気持ちの入りようが他の大会と全然違ったからです。初めはみんなの熱意というか気持ちに圧倒されていたのですが、僕としてはずっと刺激的な2日間でした」

※写真は明大ボードセーリング部提供