優勝がかかった慶大との決勝戦。乱打戦となり、4回裏には4点差を逆転したが、その後度重なる失点により惜しくも敗戦。明大は準優勝で今大会を終えた。◆10・25~11・2 木村杯秋季新人戦(早大東伏見グラウンド)◆11・2 決勝戦 対慶大戦(早…
優勝がかかった慶大との決勝戦。乱打戦となり、4回裏には4点差を逆転したが、その後度重なる失点により惜しくも敗戦。明大は準優勝で今大会を終えた。
◆10・25~11・2 木村杯秋季新人戦(早大東伏見グラウンド)
◆11・2 決勝戦 対慶大戦(早大東伏見グラウンド)
明大9-12慶大○
慶大戦 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
慶大 | 0 | 1 | 4 | 0 | 0 | 3 | 0 | 1 | 3 | 12 |
明大 | 0 | 1 | 3 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 9 |
両者譲らない戦いだった。2回表、先発・浦田光投手(法1=明大中野八王子)が犠飛打により先制点を奪われるも、すぐさま2回裏に相手投手の暴投によって同点に追いつく。
しかし3回表に再び浦田が慶大打線に捕まり3点差に。それでも3回裏、相手の失策により1点を返すと、5番・高橋佑輔外野手(政経2=日大二)の内野安打で3点目。続いて犠打で4点目を泥臭く加えた。
4回裏には、8番・森本啄己捕手(政経1=明大中野)が左ポール直撃の本塁打を放ち同点に。「自分が流れを変えたいと思って振りにいった」(森本)。さらに、1死二、三塁の場面で遊ゴロ間に1点を加え逆転に成功した。8回表までに再び4点を失ったが、8回裏、3番・上戸鎖飛龍内野手(農2=花巻東)が「何とか点につなげようという一心」で中適時打を放ち2点を奪取。1点差まで詰め寄るも、9回裏に3失点を許し、万事休す。シーソーゲームを制することはできなかった。
(写真:本塁打を放った森本)
一方で収穫の多い大会ともなった。1、2年生のみで戦われる新人戦はミスも付き物。しかし「みんなで諦めずに一つ一つやって逆転した」(上戸鎖)点では、新チームでの戦い方のイメージとなった。投手、野手個々の弱点もはっきりとした。新主将となる谷口秀人(営3=広陵)は「明大の準硬式野球部で最強のチームを作りたい」と意気込む。新たな明大を来春見せてくれるだろう。
[中澤美月]
試合後のコメント
谷口
――試合を振り返っていかがですか。
「惜しいですね。投手は悪い投手ではないんですけど、無駄なフォアボールが多いです。本当にそこだけです」
――来年に向けての意気込みをお願いします。
「明治変わったなと思われるようなチームを作り上げます。今までと違うなというチームを作り上げます。今までずっと同じようなことを繰り返してきたので、今までとは違うなと思えるような、他のチームから思われるようなチームを作り上げます」
上戸鎖
――8回裏に適時打を打ちましたが、打席に入る前どのような気持ちでしたか。
「3点差で後ろに元雄立内野手(文2=東北)がいて、2人で同点に追いつこうという思いで打席に入りました」
――新人戦で主将をしてみていかがでしたか。
「正直谷口に任せてる部分が多くて、みんなを引っ張っていくのは難しかったです。どうやってみんなのモチベーションを上げていくのかを考えたり、点差がひらいちゃっても諦めない、正直言って諦める人も中にはいるので、そういう人をどうやって諦めさせないようにするか、そこは難しいです」
森本
――初本塁打でしたが、打った後どのような気持ちでしたか。
「前の試合に出させてもらったんですけど、チームに貢献できてなかったので、負けてる場面でどうにかして自分が流れを変えたいなと思って、それで振りに行った結果が本塁打になってくれました。いつも練習していた結果が出たのかなと思います」