毎年熱い戦いを繰り広げる関東インカレ。今年度は新型コロナウィルスの影響により、10月9日~11日、24日、25日、11月22日、23日に延期されての開催となる。今回は三段跳と男子200Mでそれぞれ優勝を飾った鈴木憲伸(営2=明…

  毎年熱い戦いを繰り広げる関東インカレ。今年度は新型コロナウィルスの影響により、10月9日~11日、24日、25日、11月22日、23日に延期されての開催となる。今回は三段跳と男子200Mでそれぞれ優勝を飾った鈴木憲伸(営2=明大中野八王子)と木村颯太(法1=明星学園)に大会後、電話にて話を聞いた。

※この取材は10月14日、10月16日に行われたものです。

鈴木

――試合を振り返っていかがですか。

 「率直な感想ですけど、2部とはいえ優勝できたことは素直にうれしいですね」

――15m台が比較的安定して出ていた気がします。どのような練習をされてきましか。

 僕は自粛期間中、寮ではなくて地元で練習していて、特に15m跳ぶための練習というのはしていないですけど、スピードを上げて助走スピードを殺さない練習をしました」

――今回の目標は。

 「順位としては、持ち記録が全体の4番目で上に狙える位置にいたので当然優勝を狙っていましたけど、記録としては、明大記録の15m49を更新する15m50越えは狙っていました」

――自粛期間で苦労した点は何ですか。

 「地元で練習していると話しましたけどずっと1人で練習していました。高校の時から1人で練習することは多かったですけど、さすがに1人で何カ月も練習していると寂しいものがありますし、1人でやっていると考え方も片寄って良くない方向にいってしまうこともあるので、客観的な意見を取り入れるために先輩方と連絡をとって、動画で練習を見てもらったりしていました」

――大会通して見えた課題はありますか。

 「僕としては、単純にスピードが足りなかったり助走で力んでしまってうまく跳躍につなげられなかったりという面がありますね」

――今後の目標を教えてください。

 「今回はまだ追い風参考記録だったので、公式でちゃんと15m飛びたいです。あとは明大記録を越すというのと、大学四年間のうちには日本インカレや日本選手権に出て戦っていきたいとなると、その標準記録である16mは飛べるようになりたいです」

――1部への復帰を目指すにあたって。

 「今回の関東インカレは対校戦ではなかったですけど、1部に上がるには対校戦で勝たないといけません。この冬の練習でもう一段階レベルアップしていかないといけないので、今回いい記録が出たといってそこで気を緩めてはいけないと思っています」

木村

――大会を振り返っていかがですか。

 「今年は全然試合に出場できていなくて今年初めての大会だったんですけど、自分の思い通りのレースはできませんでしたが、結果は少なからず残せたのでそこは良かったと思います」

――目標はどれくらいでしたか

 「20秒台を目標にしていて、そこがちょっとまだ無理でした」

――優勝したときのお気持ちを教えてください。

 「やっぱり2部なので確実に勝てて良かったかなという感じです」

――自粛期間で苦しんだことは。

 「練習場所と相手がいなかったのでずっと1人で地元を走るしかなかったので、そこが大変でしたね」

――どういった練習をされてきたのでしょうか?

 「コーナーとかそういう練習はできなかったので、100mを走って戻ってを5本2セットやったりとかでしたね」

――木村稜選手(政経1=乙訓)との交流はありますか。

 「高校の時から勝って負けてを繰り返していましたけど、そんなにライバル意識はないですね。勝っても負けても4年間長いですし、今はバチバチする必要ないかなと」

――ここからの練習についてのプランを教えてください。

 「2週間後にまた大きい大会があるので、そこに向けてスピードを高める練習をしていますね」

――大学4年間での目標は。

 「とりあえず日本インカレ優勝を目標にしています」

――今年1年について。

 「ほんとは1年目なので試合にたくさん出て経験を積みたかったですけど、それができなかったのでやっぱりつらい1年というか、経験ができてない年でしたね。その分を2年生で挽回したい気持ちはあります」

 本来であれば、好成績続出で1部復帰!といきたかった明大。新型コロナウィルスの影響で今年はその目標を達することはできなかったものの、1、2年生から優勝者が2人出ている。長距離部門でも結果を出している1、2年生選手は多くいる。1部復帰。来年にはその目標がかなうに違いない。

[金内英大]