悩めるアマチュアゴルファーへ人気女子プロがとっておきのアドバイス永井花奈プロ編レッスン5.グリーン周りのアプローチ人気女子プロが、アマチュアゴルファーが抱える問題や悩みを解消してくれる実践レッスン企画。今回の悩みは、52歳・男性Yさんから届…

悩めるアマチュアゴルファーへ
人気女子プロがとっておきのアドバイス

永井花奈プロ編
レッスン5.グリーン周りのアプローチ

人気女子プロが、アマチュアゴルファーが抱える問題や悩みを解消してくれる実践レッスン企画。今回の悩みは、52歳・男性Yさんから届いた「グリーン周りのアプローチで、トップしたり、チョロしたりすることが多い」というもの。その改善策について、永井花奈プロが的確なアドバイスをしてくれた――。


◆トップが出る原因
 飛距離を出すショットでは、体重移動を使うので、スタンスを広げる必要がありますが、グリーン周りのアプローチでは、飛距離を出す必要がないので、スタンスを狭くして打ちます。ところが、グリーン周りのアプローチが苦手な人は、普通のショットと同じぐらいの広さでスタンスを取っているケースがよく見られます。

 そうすると、普通のショットの時と同じように体重移動が生じて、体の軸がブレてしまいます。それが、トップをする原因となります。

 そこで、まずはスタンス幅を狭くしましょう。目安としては、拳一個分くらいの広さで十分。一度、試してみてください。



スタンス幅を狭くして、体の軸がブレないようにする

◆トップが出ないアプローチ
 グリーン周りのアプローチでは、手首を使いすぎることも、トップが出る一因となります。およそ20ヤードぐらいのアプローチで、ピッチ&ランでピンに寄せることを考えれば、ボールの位置はほぼ体の真ん中で、アドレス時の手元はボールよりも前、ややハンドファーストの構えになります。

 そして、アドレス時の右手首の角度を保ったまま打つこと。それが、ミスをしない大事なポイントになります。




手首の角度を保ったまま打つ

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手首を使いすぎるとミスにつながる

 この手首の角度が変わるような手の使い方を「リリース」と言いますが、短いアプローチで手首をリリースしてしまうと、トップしたり、ダフッたりしてしまいます。右手首の角度を変えずに、パッティングのストロークと同じような感じで、肩のストロークで打っていきましょう。

永井花奈(ながい・かな)
1997年6月16日生まれ。東京都出身。身長155cm。血液型A。
2019年シーズン賞金ランキング36位。ツアー通算1勝。