リーグ準決勝は早大とのカード。各Qで得点を積み重ね、最終スコアは4-0。11月末に行われる決勝戦への進出を決めた。  サークルインの機会こそ作れど、決め手に欠いたまま迎えた1Q13分。「加藤(FW大椰・文3=今市)からのパスを予…

 リーグ準決勝は早大とのカード。各Qで得点を積み重ね、最終スコアは4-0。11月末に行われる決勝戦への進出を決めた。

 

 サークルインの機会こそ作れど、決め手に欠いたまま迎えた1Q13分。「加藤(FW大椰・文3=今市)からのパスを予測してうまくポジショニングできた」。MF森紘之(法3=天理)の自身公式戦初ゴールで幸先よく先制する。以降は2QにFW大岡凌磨(政経1=今市)、3Qは加藤、4Qには再び大岡と、各Qでコンスタントに得点を積み重ねた。PC(ペナルティコーナー)からの得点を許した法大戦から修正を図り、守備面でも隙を作らず。「誰が出てもいい形でディフェンスができていた」(小池文彦監督)。最終スコア4-0で快勝を収めた。

(写真:チーム3点目は加藤から生まれた)

 今試合2得点の大岡を筆頭に、FW三松勢矢(営1=今市)、DF高松雄飛(法1=丹生)ら新戦力の活躍が光る今年。「今までの明大にはいなかった存在」と、小池監督もその活躍に太鼓判を押す。「先輩たちを追いかけるだけでなく、引っ張っていけるような存在になりたい」(大岡)。入部から半年を経た今、すでにチームにとって欠かせないピースとなっている。

(写真:激しく競り合う橋本主将)

 11月末に行われるリーグ決勝戦を控え、10月末からは全日本学生選手権が開催される。昨年は天理大、朝日大といった西の強豪校を次々と打ち倒し、一躍台風の目となった。「今年1年苦しい状況が続いた中で、何とか結果を残したい」(DF橋本岳樹主将・文4=山梨学院)。手が届かなかった大学王者の座へ、一段ずつ上り詰める。

 [高野順平]

試合後のコメント

小池監督

――試合を振り返っていかがでしたか。

 「最初は点が入らず、早大の精度の高さを感じました。ただ1点取ってからは追加点も取れて、3点目を取ってしまえばこっちのものだと思っていました」

――試合中は「横を意識しろ」との声を飛ばされていました。

 「何しろ明大のホッケーは外からつないでゴールを目指すスタイルです。今試合も最初はなかなか噛み合いませんでしたが、後半はできるようになっていたので、自信を持って最初からいけるように練習します」

橋本主将

――主将から見た今年のチーム像を教えてください。

 「メンバー的には昨年の4年生のレギュラーが2人抜けましたが、1年が上手なプレイヤーが多くカバーできています。そこを生かすように、上の学年の動き方がもっと上手くなれば、チームとしても一つになっていけると思います」

――インカレを挟んでのリーグ戦。調整が難しいのではないでしょうか。

 「試合をできること自体がとてもうれしいことなので、モチベーションの一つになっています。春季リーグは中止になってしまったので、今回の秋季リーグに全部をぶつけられればと思っています」

大岡

――今試合2得点の活躍です。

 「自分がボールを持ったら必ずゴールを狙うようにしていました。チャンスを自分から作らなければいけない場面では決めていくこともできたし、パスも上手く回せたと思います」