現地4日の「全仏オープン」(フランス・パリ/9月27日~10月11日/クレーコート)女子シングルス4回戦で、第1シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)を6-1、6-2で圧倒し、金星を挙げた19歳…

現地4日の「全仏オープン」(フランス・パリ/9月27日~10月11日/クレーコート)女子シングルス4回戦で、第1シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)を6-1、6-2で圧倒し、金星を挙げた19歳で世界54位のイガ・シフィオンテク(ポーランド)。そのシフィオンテクは試合後「練った作戦を完璧にできた」と語った。【トーナメント表】全仏OP女子シングルス【実際の動画】大金星!19歳が優勝候補ハレプを圧倒

両者の過去の対戦成績は、シフィオンテクの0勝1敗。その唯一の対戦は昨年の「全仏オープン」4回戦で、1-6、0-6と完敗していた。2018年大会女王のハレプは今シーズン絶好調で、この試合の前までで17連勝。今大会もここまですべてストレート勝ちで勝ち上がっていたが、そのハレプを圧倒し、テニスファンを驚かせた。

シフィオンテクは記者会見で「コーチと練った作戦を完璧にできた試合だったわ。私にとってこの試合は、最高のレッスンになると考えていたの。他の選手とは違う自分のテニスを見せることが可能だと信じていた。最近勢いのある若手が大勢いて、私もその一人になれたことは嬉しいわ」と語っている。

一方の敗れたハレプは、シフィオンテクを称えた。

「すべてはシフィオンテクのお手柄よ。どこに打っても追いついて、とてもパワフルなボールを返してきた。少し寒くて最高の環境ではない中、彼女は終始試合を支配したわ。この敗戦を受け入れるのは難しいけれど、タフな局面には慣れている。チョコレートを食べて、明日には気分も良くなるはずよ」

自身初のグランドスラムベスト8へ進出したシフィオンテクは、準々決勝で世界159位のマルチナ・トレビザン(イタリア)と対戦する。トレビザンは第5シードのキキ・バーテンズ(オランダ)を下しての勝ち上がり。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全仏オープン」でのシフィオンテク

(Photo by Tim Clayton/Corbis via Getty Images)