「リシャール・ミル」の1億円腕時計、開幕前には専門メディアにも登場 男子テニスの世界ランク2位ラファエル・ナダル(スペイン)は現地時間4日、4大大会・全仏オープンのシングルス4回戦で予選から勝ち上がった20歳セバスチャン・コーダ(米国)と対…

「リシャール・ミル」の1億円腕時計、開幕前には専門メディアにも登場

 男子テニスの世界ランク2位ラファエル・ナダル(スペイン)は現地時間4日、4大大会・全仏オープンのシングルス4回戦で予選から勝ち上がった20歳セバスチャン・コーダ(米国)と対戦する。ナダルは試合中に100万ドル(約1億500万円)の腕時計をはめてプレーしていたことが各国メディアで報じられるなど話題を呼んでいたが、開幕前には超高級時計が米専門メディアで特集されていた。

 3回戦まで1セットも失わず勝ち進んでいる“クレーキング”。その右手首にはめられていた時計が破格の高値だという。黒の文字盤に、青のベルト。一見するとそこまで高価には見えないのだが……。ドイツ紙「ビルト」では「ナダル100万ドル腕時計つけプレー」「恐らくテニスコートでつけられた最も高価な腕時計だろう」と報じて注目を寄せていた。

 時計はスイスのブランド「リシャール・ミル」のもの。「RM 27-04 トゥールビヨン ラファエル ナダル」と自身の名が冠されたモデルで、世界で50本しかない逸品だという。

 プレー中につけるものとしては高価すぎる腕時計。全仏の開幕前には、米時計専門メディア「ホーディンキー」で特集が組まれていた。

試合中の着用を見越して設計「まるでスーパーカーだ」

 記事によると、2010年に「リシャール・ミル」はナダルとパートナーシップ契約を締結。時計について「RM027の時計は笑いが生まれるほどの軽さにも関わらず、ナダルの力強い手首の動きにも耐えることができる。その軽さは水に浮くほどだ」と紹介している。

 そしてナダルが着用しているのは、10周年を記念して発表されたモデルだという。

「一般的な時計を家庭乗用車だとすると、この時計のスペックはまるでスーパーカーだ。ナダルが試合中に着用しても大丈夫なように設計されている。ナダルが勝ち続けてくれれば、もっとコートの上でこのスーパーカーを見ることができるだろう」

 時計界のスーパーカーとともに、13度目の全仏オープンへ突き進んでいる。(THE ANSWER編集部)