「全仏オープン」(フランス・パリ/9月27日~10月11日/クレーコート)で、本戦初出場ながらベスト16へ進出している世界213位のセバスチャン・コルダ(アメリカ)。そのコルダは、ラファエル・ナダル(スペイン)のことを「僕の一番のアイドル」…

「全仏オープン」(フランス・パリ/9月27日~10月11日/クレーコート)で、本戦初出場ながらベスト16へ進出している世界213位のセバスチャン・コルダ(アメリカ)。そのコルダは、ラファエル・ナダル(スペイン)のことを「僕の一番のアイドル」だと言い、愛猫の名前を「ラファ」と名付けるほどだ。【トーナメント表】全仏OP男子シングルス【実際の写真】コルダの愛猫、その名も「ラファ」

コルダは現在20歳。今大会の開幕前まではツアーレベルで0勝3敗だった。しかし予選3試合を勝ち抜くと、1回戦で世界98位のアンドレアス・セッピ(イタリア)を相手にツアー初勝利。そして2回戦で第21シードのジョン・イズナー(アメリカ)、3回戦でペドロ・マルチネス(スペイン)を破り、ナダルとの4回戦にこぎつけた。

そのコルダは実は、元世界2位で1998年の「全豪オープン」を制したペトル・コルダ(チェコ)の息子だ。

米テニスメディアのBaselineによると、コルダは「彼は僕の一番のアイドルなんだ。僕がテニスをする理由の一つさ」「コートに立つときはいつも、彼のようになりたいと思っている」と語っている。

「僕は猫の名前を、彼にちなんでラファと名付けたんだ。それだけ彼のことが好きなんだ」

一方、ナダルは「それを聞いて嬉しいよ。彼が素晴らしいプレーをしているのは知っている。彼はとても若くて、たくさんのパワーを持っているんだ。彼には素晴らしい未来があると思うよ」「もちろん、彼のお父さんのことも知っている。お父さんがどれだけ優秀だったのかも」とコメント。

嬉しいとしつつも「僕が34歳になったということだね(笑)。それは良くない点だ」と、ベテランであることについて笑顔でジョークを飛ばしている。

快進撃を続けるコルダが憧れのナダルに対し、どんなプレーを見せるか注目だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全仏オープン」でのコルダ

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)