赤土のコート上で絶大な強さを持ち「クレーキング」の異名を持つテニスの元世界王者ラファエル・ナダル(スペイン)は、先日の「全仏オープン」(フランス・パリ/9月27日~10月11日/クレーコート)2回戦でもその強さを遺憾なく発揮。その勝利を、な…

赤土のコート上で絶大な強さを持ち「クレーキング」の異名を持つテニスの元世界王者ラファエル・ナダル(スペイン)は、先日の「全仏オープン」(フランス・パリ/9月27日~10月11日/クレーコート)2回戦でもその強さを遺憾なく発揮。その勝利を、なぜかバーガーキングが喜んだ。ウェブメディアEssentially Sportsが伝えている。【実際の写真】ナダル勝利でバーガーキングが喜ぶ理由

その試合でナダルは6-1、6-0、6-3という快勝だったが、対戦相手の名前がマッケンジー・マクドナルド(アメリカ)だったのだ。バーガーキング・フランス社はナダルがライバル社と同じ苗字を持つ選手に勝ったことを喜んで、マクドナルド社の宣伝文句「まだお腹すいてる?(Still hungry?)」まで使い、二人の試合結果に「ラファエル・ナダル、あなたは多分まだお腹がすいている(満足していない)だろう」とコメントをつけてツイートした。

もちろんハンバーガーとは関係なく、ナダルはまだ満足はしていないだろう。彼はこの大会で優勝すれば、ロジャー・フェデラー(スイス)の持つグランドスラム男子シングルス最多優勝記録の20回に並ぶのだから。

だが「全仏オープン」12回優勝という同大会での最多記録を持つナダルにとっても、今年の大会は一筋縄ではいかない。パンデミックの影響で9月末の開幕となったので、気温が低い上に雨も多い。今年から変更になったボールは重く、観客数は1日1000人に制限されているので声援もわずかだ。

今年の大会はナダルがこれまで出場してきた「全仏オープン」の中でも、多分最も条件の厳しい大会だろう。その中でナダルは13回目の優勝を掴めるだろうか。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全仏オープン」でのナダル

(Photo by Tim Clayton/Corbis via Getty Images)