「全仏オープン」(フランス・パリ/9月27日~10月11日/クレーコート)での13度目の優勝を目指し、順調に歩みを進めているラファエル・ナダル(スペイン)。4回戦は、20歳の世界213位セバス…

「全仏オープン」(フランス・パリ/9月27日~10月11日/クレーコート)での13度目の優勝を目指し、順調に歩みを進めているラファエル・ナダル(スペイン)。4回戦は、20歳の世界213位セバスチャン・コルダ(アメリカ)と対戦する。【トーナメント表】全仏OP男子シングルス【写真】ナダル 全仏OPでの珍しい黒タイツ姿に「超違和感」の声

相手のコルダは、元世界2位ペトル・コルダ(チェコ)の息子。ナダルのことを「僕の一番のアイドル」だと言い、猫の名前を「ラファ」とつけたほどだという。

記者から、次の世代にこれほどのインパクトを与えたことは自身にとってどのような意味があるかと聞かれたナダル。すると「僕がそれだけ長い間テレビに出ているということ、それが一番の意味だろうね。僕が子供の頃、サンプラス、アガシ、カルロス・モヤといった選手たちを見ていたのと同じようにね」と答えた。

その上で「もう一つのネガティブな意味としては、僕が34歳になったということだね(笑)それは良くない点だ」と、笑顔でジョークを飛ばした。

「でも、それを聞いて嬉しいよ。彼が素晴らしいプレーをしているのは知っている。彼はとても若くて、たくさんのパワーを持っているんだ。彼には素晴らしい未来があると思うよ」「もちろん、彼のお父さんのことも知っている。お父さんがどれだけ優秀だったのかも」

34歳となった今も世界2位のナダル。今大会はいつもと違う秋開催、ボールも変更となったが順調に勝ち進んでいる。世代交代を狙う次世代選手たちと、これからも長く戦いを繰り広げることが期待される。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全仏オープン」でのナダル

(Photo by Tim Clayton/Corbis via Getty Images)