リーグ戦2目の相手は大東大だ。序盤からディフェンスが機能し明大ペースでゲームが進み、第3クオーター(Q)までの各Qで失点は10点以下。相手を完璧に押さえ込み73-37というほとんどダブルスコアという結果で完勝した。◆9・19~11・8 第…

 リーグ戦2目の相手は大東大だ。序盤からディフェンスが機能し明大ペースでゲームが進み、第3クオーター(Q)までの各Qで失点は10点以下。相手を完璧に押さえ込み73-37というほとんどダブルスコアという結果で完勝した。

◆9・19~11・8 第70回記念関東大学女子2部リーグ戦Bブロック(各大学体育館)

▼9・22 対大東大戦(横須賀アリーナ)

◯明大73{11―5、3―10、16―9、23―13}37大東大

 スターターはG稲葉窓華(政経4=下妻第一)、G西来美(理工3=鵬学園)、F佐藤美玲(文2=安城学園)、C洲崎志織主将(理工3=正智深谷)、C横田ゆき(法2=市ヶ尾)。

 新型コロナウイルスの感染が懸念されるなか行われた今大会。選手や関係者の感染リスクを下げるためにさまざまな予防策が講じられている。選手がベンチに戻ってくるときには必ず手指を消毒、ベンチの椅子の並びは前後2列にして間隔を開けている。また、各Qでは5分経過すると30秒のタイムアウトが入るようになり、水分補給に加え汗や飛沫の拭き取りをしている。このような徹底的な感染予防策があるからこそバスケットボールという接触の多いスポーツでも大会を開催することができた。例年と違う環境のなかにおいても選手たちは変わらぬパフォーマンスを見せてくれた。

 守りの堅さが見事に発揮された試合展開だった。第1Qでは約7分もの間相手の得点を防ぐ。攻撃面も序盤に少し得点のない時間が続いたものの「前節同様ディフェンスから流れを作ろうとみんなで話していた」(稲葉)。得点を与えなかった7分の間に一気に5連続得点。第2Q以降もディフェンスから流れを作り攻守ともに大東大に主導権を渡さず。テンポ良く得点を重ね73-37と快勝することができた。

 選手一人一人がチームでの役割をうまく果たしていた。「中にボールを入れさせないようにその前で止めるようにしていた」(F堀田優奈・理工2=龍谷富山)。守りに隙を見せずに相手に攻め込まれる前に流れを断つ。そうすることでペースをつかませなかった。実際今回の試合では連続得点される場面はほとんどなく、選手それぞれの持ち味が出て素晴らしい守りを披露した。攻撃面では第4Qに西の2連続3Pを含む6連続得点。「中から外に出るパスはすごく打ちやすいのでありがたい」(西)と連携も抜群に決まっていた。

 次戦の相手は国学院大。「あたりの強い相手ではあるがそこは負けない。ディフェンスから流れを作って自分たちのバスケをしたい」(西)。チームが生んだ勝利、それを次戦にもつなげてほしい。

[菊地秋斗]

試合後のコメント

西

――今日の試合を振り返っていかがでしたか。

「ディフェンスがうまく機能しており粘り続けたことが点差の離れた大きな要因かなと思います」

堀田

――次の国学院大戦への意気込みを教えてください。

「自分はリバウンドを任されているのでそこでチームに流れを持っていけるように、1週間でもう一度磨いていきたいです」

稲葉

――4年生としてどのような気持ちでこの大会に臨んでいるか、教えてください。

「コロナでいろいろもどかしい部分もありますがあとはやるだけです。また降格昇格がないので、後輩たちにもいっぱい出場してもらって経験を積んでもらいたいです」