9月12日放送の「卓球ジャパン!」は「卓球キッズ必見! お悩み解決SP」。お悩み解決人の森薗政崇をゲストに招いて、子どもたちの様々な質問に答えていくという特別企画となった。

まず最初は「サーブを上手に出すにはどうすればいいですか?」という、卓球で一番大事と言われるサーブに関する質問だ。

"森薗先生"のアドバイスは「ラケットとボールが当たる瞬間を見よう!」

基本的にはサーブは相手を見て出すものだが、最初のうちはボールに対してラケットがどう当たっているのか、自分の目で見てチェックすることが上達のコツ。どの角度で当たると理想の打球になるのかをしっかりと覚えて、慣れてきたら目線を相手に向ければOKだ。



続いては「フォアドライブを体勢を崩さず打つには?」というお悩み。

打つ時のポイントは「体の中心に軸を作り、その軸をまっすぐにして打つこと」(森薗)。また、決まったコースに打つ"ワンコース"での練習をフォームを意識しながら行い、正しいフォームを体で覚えていくことも重要とアドバイス。

このほか、「バックドライブのスピードと回転をアップするには?」「ストップ後の戻りを早くするには?」「どうすればレシーブの回転がわかる?」などの質問にも、スタジオでの実演を交えながらポイント、練習法を丁寧に解説してくれた。

そして、「普段、どんな練習をしているの?」というキッズの質問に答えるため、トッププレーヤー・森薗政崇の一日密着取材を大公開!

8月某日午前7時、自宅を訪れた番組スタッフのチャイムの音で起床し、「取材が来るの忘れてました(笑)」と寝ぼけ眼の森薗。いつもはギラギラしているトップ選手のこんな無防備な姿を見られるのもかなり貴重だ。

一人暮らしのため朝ごはんは自炊。普段からナショナルチームで栄養指導を受けているという森薗。この日は、おじや、肉野菜炒め、漬け物をチョイス。プロ選手だけあってもちろん食事にも気をつかっているが、それに加え、朝食中にスマホで自分や海外選手の試合動画をチェックするのだから、さすが研究熱心な森薗プロ!




10時前に練習場入りし、まずは40分ほどの入念なストレッチからスタート。

「歳を重ねるごとにケガの頻度が増える。より体のことを考えながらウォーミングアップとかケアをしないといけない」(森薗)

そして、ついに練習開始。午前練習は以下のメニューだ。

・1球練習(50分)
・サーブオール(30分)
・サーブ(30分)

この日は合宿後の休養明けということもあり、最初はワンコースでの基本練習をじっくりと。フォアドライブの連打も、動きを確認しながらミスなく連続で打ち込む。

1球練習で基本動作を体に馴染ませた後は、コート全面に返してもらうオールの切り返し練習。ここで注目したいのが、実戦的なサーブ・レシーブからスタートしている点だ。「練習は試合を想定しないといけないので、まず前後の動きを入れてからラリーに入るようにしています」と、練習効果を高めるためのポイントを教えてくれた。

10時前に練習場入りし、まずは40分ほどの入念なストレッチからスタート。

「歳を重ねるごとにケガの頻度が増える。より体のことを考えながらウォーミングアップとかケアをしないといけない」(森薗)



そして、ついに練習開始。午前練習は以下のメニューだ。

・1球練習(50分)
・サーブオール(30分)
・サーブ(30分)

この日は合宿後の休養明けということもあり、最初はワンコースでの基本練習をじっくりと。フォアドライブの連打も、動きを確認しながらミスなく連続で打ち込む。

1球練習で基本動作を体に馴染ませた後は、コート全面に返してもらうオールの切り返し練習。ここで注目したいのが、実戦的なサーブ・レシーブからスタートしている点だ。「練習は試合を想定しないといけないので、まず前後の動きを入れてからラリーに入るようにしています」と、練習効果を高めるためのポイントを教えてくれた。

1時間半の昼休みを挟んで、午後2時から午後練習がスタート。

・多球練習(20分)
・システム練習(30分)
・多球練習(25分)
・レシーブ(20分)
・ゲーム練習(20分)

まず始めは、"練習の虫"とも言われる森薗でさえ「本当ならやりたくない」とこぼすハードな多球練習から。下回転に対するフォアドライブ(2点フットワーク)など、シンプルながらも体に負荷をかける練習をみっちりと行った。



続くシステム練習は、試合で重要な3つのパターンを多球形式で練習。

・バックハンドの後、素早く回り込む練習
・回り込んだ後、大きく飛びつく練習
・飛びついた後、もう一度フォアで連打する練習
「この3つのシステムをやるだけで試合の時に自然と体が動く」と森薗もオススメする。

その次の多球練習は、フォア半面フットワークや全面の切り返し。短い距離をどれだけ素早く動けるかに意識を置いた練習なのだが、さすが日本屈指のフットワークを誇る森薗だけあって、ピッチが鬼のように速い!

多球でガッツリ動いた後はレシーブ練習、そして最後はゲーム練習で締めて、5時間におよぶ1日練習が終わった。

帰宅後も選手としての日課は続き、1、2時間かけるというストレッチ&マッサージでしっかりと体をケア。

さらに、自宅でのリラックス法として紹介してくれたのがピアノだ。コロナの自粛期間中に始めたと言い、ゼロからの独学ながらなかなかの腕前を披露。「楽しいし、心地いい」と森薗も新たな趣味がお気に入りのようで、MC武井壮も「脳にいいよね!」と絶賛していた。

以上、森薗の一日密着が終了。トップ選手の練習法、そしてプライベートも知ることができた、なかなか興味深い映像だった。

今回は森薗だけでなく、ラバー選びに悩む子どもたちに向けて、卓球用具のスペシャリストとして、卓球王国の佐藤祐氏も登場。初心者向けラバーを紹介したり、守備でミスが出るというキッズにラバー選びのアドバイスをしてくれた。

たくさんのお悩みを解決してくれた今回の卓球ジャパン! ちびっ子選手たちも学んだことを練習に生かして、より一層レベルアップしてくれたに違いない。

次回9月19日の放送は、日本の卓球ファンなら誰もが知っておくべき偉人"ミスター卓球"荻村伊智朗SP。スポーツによる世界平和を追い求めた荻村が起こした奇跡、1991年世界卓球、統一コリア実現の舞台裏に迫る。お見逃しなく!

「卓球ジャパン!」 BSテレ東で毎週土曜夜10時放送