キャリアを通して多くの表彰を受けてきたラファエル・ナダル(スペイン)が、先日またある賞を受けた。だが今回はテニス以外の領域での活動に関するもの、「ラファ・ナダル財団」に関するものだ。ウェブメデ…

キャリアを通して多くの表彰を受けてきたラファエル・ナダル(スペイン)が、先日またある賞を受けた。だが今回はテニス以外の領域での活動に関するもの、「ラファ・ナダル財団」に関するものだ。ウェブメディアEssentially Sportsが報じた。【動画】ナダル、前人未到の12回目の全仏制覇!/ティームvsナダル 全仏OP2019 決勝

このほど、外国記者協会が毎年恒例の賞を発表。これは、様々な分野での卓越した職業人や組織の努力を称えるものだ。

協会は、ナダルが財団を通して行っている素晴らしいながらもあまり知られていない努力に光を当てるべく、ナダルにこの賞を贈った。ナダルがこの活動を始めたのは2008年までさかのぼる。

彼は、12年間にわたって、子どもたちのためにスポーツと教育の活動を行ってきた。このプロジェクトはナダル自身の関心に極めて近いものであるから、彼はこれからも長く活動を続けていくことだろう。

コロナ禍によるテニスの中断後、ナダルはようやく今週「ATP1000 ローマ」(イタリア・ローマ/9月14日~9月21日/クレーコート)に出場。そこである驚異的な記録に挑むことになる。4つ目の「10度目の優勝」だ。

2017年、ナダルは驚くべきことに3つの大会で「10度目の優勝」を達成した。その3つの大会とは、「ATP1000 モンテカルロ」、「ATP500 バルセロナ」、そして「全仏オープン」である。ナダルの他に、この偉業に迫っている選手はいない。ナダルが4つ目の大会でこれを達成すれば、それは驚嘆に値する。

もしこれでは足りないと言うなら、クレーコートのシーズン中にナダルが達成しうる記録は他にもある。そのうち最も大きなものは、「全仏オープン」(フランス・パリ/9月27日~10月11日/クレーコート)で達成される可能性がある。フェデラーの持つグランドスラムでの男子シングルス最多優勝20回の記録だ。ナダルは最多記録に並ぶまであと1回と迫っている。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2019年「全仏オープン」でのナダル

(Photo by Clive Mason/Getty Images)