国内メジャー・日本女子プロ選手権第2日 女子ゴルフの国内メジャー・日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯の第2日が11日、岡山・JFE瀬戸内海GC(6640ヤード、パー72)にて無観客で行われた。首位と6打差の54位で出た新人・澁澤莉絵留(りえ…

国内メジャー・日本女子プロ選手権第2日

 女子ゴルフの国内メジャー・日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯の第2日が11日、岡山・JFE瀬戸内海GC(6640ヤード、パー72)にて無観客で行われた。首位と6打差の54位で出た新人・澁澤莉絵留(りえる・フリー)が6バーディー、ボギーなしの66で回り、通算6アンダーで2打差の2位に急浮上。「近代日本の資本主義の父」で、2024年から新1万円札に登場する渋沢栄一と縁戚関係にある19歳が、プロデビュー戦で好位置につけた。

 澁澤は前半11番から3連続バーディーを奪うと、後半も1、2、6番で伸ばした。メジャーの難コースでボギーなし。この日130人中ベストスコアの66で回り、アマチュア時代のツアー自己ベストも1打更新した。

「自分でもびっくりですね。急にバーディーを獲れると思っていなくて、ボギーを打たないことを心がけていた。ボードを見ていなくて、自分が何個バーディーを獲っているかもわかっていなかった。上がってきてから、よかったなと思いました」

 2024年に刷新される1万円札の肖像となる渋沢栄一とは縁戚関係。「渋沢栄一さん自身がお子さんがたくさんいて、(父親が)そのまたお子さんたちの中のって感じですね」と説明した。

 安田祐香、吉田優利らと同じ2000年度生まれの「プラチナ世代」と称される学年。昨年11月のプロテストに合格し、今季下部ツアーで1試合に出場したが、レギュラーツアーではプロデビュー戦だ。安田らに比べてデビューは遅れたが「同世代の子とか活躍してるのを見て、私も早く試合に出たいなと思ったんですけど、特にそれで焦りとかはなかった。逆にみんなに気持ちを引っ張ってもらっていた」と刺激を受けてここまで来た。

 コロナ禍で「少しでも力になれたらな」と地元・群馬の太田市役所にマスクを寄付。1学年下ですでに2勝を挙げた笹生優花(ICTSI)らとの優勝争いに「迫力に負けないように自分も自分らしく頑張りたいなと思います」と活躍を誓った。(THE ANSWER編集部)