今季初国内メジャー・日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯が10日開幕 女子ゴルフの国内メジャー・日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯が10日から4日間、岡山・JFE瀬戸内海GC(6640ヤード、パー72)で行われる。8月の全英女子オープンで海外…

今季初国内メジャー・日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯が10日開幕

 女子ゴルフの国内メジャー・日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯が10日から4日間、岡山・JFE瀬戸内海GC(6640ヤード、パー72)で行われる。8月の全英女子オープンで海外メジャー自己最高6位に入った上田桃子(フリー)は、帰国後2週間の隔離期間を経て今大会から国内ツアー復帰。1か月ぶりの国内戦へ意気込みを語った。

 上田は練習ラウンドで調整し、オンライン会見に臨んだ。1か月ぶりの国内ツアー。「(全英の)風の対策もこのコースで使えそうだなっていうのはあったので、アドバンテージに凄くなるかなとは思います」と語った。

 開幕戦48位、2戦目は予選落ち。コロナ禍で英国から帰国後は2週間の自主隔離が必要なため、国内ツアー3、4戦目に出られないことがわかっていたが「いつも挑戦していたい。チャレンジしたところを見せたい」と全英挑戦を決意。大舞台で海外メジャー自己最高の6位と健闘した。

 英国から帰国後、隔離期間には自宅でトレーニングやパット、素振りで調整。「逆に強制的に(外に)出られないぐらいでちょうど良かった」と休養に。4日から屋外で本格的な練習を再開した。今大会コースは全英前にラウンド済み。8日夜に現地入りした。

 ツアーでは、19歳の新人・笹生優花(ICTSI)が2勝するなど若手が次々と台頭。同じコーチに師事する小祝さくら(ニトリ)も前週2勝目を挙げた。34歳となった上田は一回り以上離れた年齢の選手と戦う。保ち続けるモチベーションについてこう語った。

34歳のモチベーションとは「強い選手と戦うのを楽しみたい」

「本当に純粋にただ一つで、強い選手と戦いたいというのが自分のモチベーションですかね。今、それこそ笹生優花ちゃんとか(小祝)さくらちゃんとか、本当に若くて強い選手が出てきているのも、自分にとってはいい刺激。技術だけじゃなく、経験もいろいろしていて、メンタルコントロールもすごく上手。

 私がそれぐらいの年代の時、ああいう感じでできたかなと考えるとそうじゃない選手がたくさんいる。年齢関係なく強い選手と戦えるというのは、凄く自分をワクワクさせてくれるし、もっと自分もうまくなってそういう選手と戦うのを楽しみたい」

 ツアー14勝ながらメジャーは未勝利。ベテランの底力を見せる。(THE ANSWER編集部)