井上尚弥の対戦相手候補、WBO1位マロニー「どんなファイターだって負ける」 ボクシングのWBO世界バンタム級1位ジェイソン・マロニー(豪州)が、海外メディアで対戦が報じられているWBAスーパー&IBF世界同級王者・井上尚弥(大橋)との一戦に…

井上尚弥の対戦相手候補、WBO1位マロニー「どんなファイターだって負ける」

 ボクシングのWBO世界バンタム級1位ジェイソン・マロニー(豪州)が、海外メディアで対戦が報じられているWBAスーパー&IBF世界同級王者・井上尚弥(大橋)との一戦に対して自信を見せている。米専門メディア「ボクシングシーン.com」が報じている。

 井上は、WBO王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)との3団体統一戦を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で対戦実現にはいたらず。2020年初戦の相手として浮上しているのがマロニーだ。21勝(18KO)1敗の29歳は、バンタム級の2団体統一王者に最大限の敬意を払っているようだ。同メディアはコメントをこう紹介している。

「イノウエは偉大なファイターだと思う。現時点ではバンタム級で世界No.1だ。パウンド・フォー・パウンドでもトップ5かもしれない。彼は相当な爆発力と凄まじいパンチ力がある。でも、自分にとっては普通の人間だ」

 強さを高く評価しつつ、モンスターも同じ人間だとしている。さらに「どんなファイターにも弱点はあると思う。どんなファイターだって負ける。イノウエを倒すために必要なものを持っているという自信があるし、それを証明する大きなチャンスなんだ」と番狂わせに意欲を燃やしていたという。

世界再挑戦へ意気揚々「勝てば最高の報酬が待っている」

 対戦が実現すれば、井上は昨年11月のワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)決勝で元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)に判定勝ちして以来の試合。マロニーは2018年10月のWBSS初戦で前IBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)に敗れていた。世界再挑戦のチャンスが巡ってこようとしている。

「これは自分をワクワクさせてくれる最大のチャレンジ。極限の挑戦が極限の報酬を与えてくれる。人生で最もハードな試合になるが、勝てば最高の報酬が待っている。人生で最も満足できる瞬間になるだろう」

 モンスター撃破を頭に描いているようだ。(THE ANSWER編集部)