ダスティン・ジョンソンが土壇場で奇跡的パット、PGAツアーが称賛「確率3%」 米男子プロゴルフ(PGA)ツアーのプレーオフ・シリーズ第2戦、BMW選手権の最終日が30日(日本時間31日)に行われ、世界ランク1位ダスティン・ジョンソン(米国)…
ダスティン・ジョンソンが土壇場で奇跡的パット、PGAツアーが称賛「確率3%」
米男子プロゴルフ(PGA)ツアーのプレーオフ・シリーズ第2戦、BMW選手権の最終日が30日(日本時間31日)に行われ、世界ランク1位ダスティン・ジョンソン(米国)は同2位ジョン・ラーム(スペイン)とのプレーオフ(PO)で敗れた。しかし、最終18番の“スネークパット”に米ファンから「別次元だ」と興奮した様子のコメントが相次いでいたが、反響は拡大。PGAツアー公式ツイッターが動画付きで「12万3422回中、入ったのは4191回」と凄さを説明している。
世界最高峰の技術だ。最終18番、第2打はピンまで13メートルを残し、起伏のあるグリーン。ラームを1打差で追うジョンソンはピン左方向へそっとパットを放った。動き出したボールは少し傾斜を上った後、今度はスライスしながらゆっくりと下っていった。進行方向はカップ右。このまま外れていきそうだったが、ここから左に曲がっていき、ド真ん中からカップに吸い込まれた。
見事なスネークラインを読み切り、右人差し指を天に突き上げたジョンソン。入れなければ負けとなる絶体絶命の場面でバーディーを奪い、通算4アンダーでPOに持ち込んだ。奇跡的なスーパーパットの動画を公開したPGAツアーは、動画付きで「ダスティン・ジョンソンにとってこのパットを決められる確率はわずか3%。過去10年、40~50フィート(約12~15メートル)の距離で12万3422回のパットがあり、カップに沈められたのは4191回」と説明している。
米ファンからは「別次元だ」などとコメントが集まっていたが、反響はさらに拡大。絶妙なパットに「何という読み!」「プロゴルファーは魔法使いだっていつも思っているよ」「グリーンに青い線が描かれていれば楽なのにね……」「まさに信じられない一打」「これは確かにクール!」「ミスをするような雰囲気ではなかったな」と称賛の声が寄せられている。
PO1ホール目にラームが66フィート(約20.1メートル)のバーディーパットを沈め、劇的Vを飾った。敗れたものの、土壇場で見せたジョンソン。スーパースターのプレーに本場のファンも魅了されていたようだ。(THE ANSWER編集部)